markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

先週のニュースより

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河野外相は訪中し日中外相会談を行い、関係改善を友好に進めながらも、尖閣諸島周辺の接続水域での中国海軍の潜水艦入域に対しては強く再発防止に言及したと報道された。

独立国家の外相ならば当然の対応なのだが、最近の外相や外務省の弱腰外交には歯痒い思いであった。かと言って、武力戦争を肯定している訳ではないが、言うべき事は言う、毅然たる態度は当たり前と思う。

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「50歳からは炭水化物をやめなさい」を読んで

 

50歳からは炭水化物をやめなさい (だいわ文庫)

50歳からは炭水化物をやめなさい (だいわ文庫)

 

 久しぶりで本屋へ寄る。欲しいものを手に入れレジに向かう途中、このタイトルが目に入る。「ご飯やパンをやめろ」という事か! 「病まない•ボケない•老いない腸健康法」というサブタイトルが効いてしまった。

内容は長寿の根拠となる「テロメア」、50歳以上は「ミトコンドリアエンジン」による持続力に優れたエネルギー源とその食生活、「長寿遺伝子」のスイッチ、最後に免疫力を高めるための「腸内細菌」の4項目から成り立っている。「テロメア」や、50歳分岐による「ミトコンドリアエンジン」は新しい医学の見識であろう。これらを理論整然と説き、またグラフや表が補説している。以下に4項目のポイントを記す。

 

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水あたり

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 またしても「水あたり」をベトナムでやってしまった。中国やフィリピンでも辛い目に遭っているのに、まったく学習効果がない。若ければ抵抗力もあり心配いらないのだが、歳を取ると気をつけなければならない。

今回は早朝からの長時間フライトと、蒸し暑い中、到着直後からの現地視察で、夕食前にはサッパリしたいという思いで、送り出し会社の役員とサウナへ行った。

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世界遺産のある官営富岡製糸場の町でライブ

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昨晩、富岡銀座通りにあるカフェラウンジ・ココでオールディーズライブが開催された。私たちが住む地方の街では気軽にライブが楽しめる場所が少ない。プロによって手を加えられたレコーディングは音楽としての完成度は高いが、ライブのようなスリリングなハプニングはない。ライブは客席とステージの一体感により、想定以上の効果が生まれる。

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ベトナム・ハノイ出張

 

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急遽ベトナムハノイ行きが決まり、外国人技能実習生の送り出し会社と打ち合わせの為に渡航。スタッフや現地会社によってやりくりをしていただいたが、帰路はダナン経由となる。

中国人の技能実習生を行なっていた多くの組合は、質の低下などを理由にベトナムへシフトしている。成田空港のチェックインでも、都内の組合が実習生帰国に付き添いに来ていた。しかし13億の中国から1億弱のベトナムへ実習生を求め、多くの日本人が押し寄せることで将来を危ぶむ声もある。平均年齢31歳で、25〜29歳の若者が多く三角形の人口ピラミッドを作っている。フィリピン同様、若年生産労働者が多く将来が嘱望されている。

ベトナム社会主義であるが、ドイモイ政策が成熟し資本主義経済を取り入れ、株式制度が推奨されているようだ。国家が後押しをして先進国へ技能実習生を派遣し、帰国後の彼らの技能を国家発展の為に役立てようと考えているとの事。

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「ナショナリズムの正体」を読んで

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ここへ来て緊張が高まる日本の外交、そして伏線となるような憲法改正の機運。時の勢いに流されるのではなく、何か時代を見据える判断基準を持ちたいと思っていた。いっとき世界はグローバリズムの波に覆われ、いまだ日本は外国人観光客の増加を見込んでいる。しかし、世界の政治、特に欧米のナショナリズムの台頭を、日本にいると肌で理解するには正直難しい。

そこで、昭和史研究では第一人者の半藤一利氏と保坂正康氏の対談形式による「ナショナリズムの正体」を読んでみた。以下に抜粋し、参考にしたい。

 

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大きな目的もなく、ただあっちこっち

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四季の替わり毎に軽井沢を訪れている。理由は単純、スーパーマーケットつるやへ防水紙でできている水切り袋を買い求めるためである。多くまとめ買いをすると、困る人もいると思い3、4束にしているのだが3ヶ月ほどしかもたない。でもそれを口実に追分にある蕎麦屋でざるを食べるのが嬉しい。数えると50年近く通っており、打ち手の親父も世代交代しているだろうが、ツユの幾分甘く濃いのは昔のままだ。

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「道徳と資本」を読んで

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半田 メーカーで有名な千住金属工業の会長、東京東RCで会長、そしてガバナーを歴任された故佐藤千壽氏の小冊子を読んだ。冒頭に「この冊子はロータリーの会合の講話執筆したものだが、中心課題は人間不在の市場経済批判であり、ロータリアン以外の一般の方々にも耳を傾けていただきたい」とのこと。

以下に感じたことを抜粋する。

 

職業奉仕とは寄付や政治献金ではなく、本業運営の基本精神。第1に考えるべき基本精神は①労使関係、②売手、買手双方における取引関係、③同業者関係、④自社製品(又は取扱商品)が及ぼす社会的責任。

 

職業人が住み良い世界を作るために一役を買おう、などと務める必要はない。そんなことをするより、社員の心に灯火を点じ、希望と活力をいかにしてかき立てるか、その方策を探求するのが、常識的なより良い奉仕の道である。(ポール・ハリス)

 

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日大二校1年F組

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表通りから一筋入った居酒屋風小料理屋の相席座敷で、隣席の若い男女たちへ「ことわり」をいれてるじいさんがいる。

「俺たちは約10年ぶりでクラス会やっているので、少々うるさいが勘弁してくれ。」とか、官僚出身の気配りYG君。そんなことお構えなしのOT君が口角泡をで、福島から新幹線でやってきたSE君に自論をぶちまけている。

定年退職し、今は近所の小学校で用務員をやっている幹事のON君は、今朝早く上海から戻ってきたKM君と意気投合し、「来年は上海でクラス会やろう!」とみんなの話しを止めてアッピール。

実家に戻り、案内状を見ていないKM君を電話で呼び出し、みんなから面影が無いと攻め立てられる。自由になった彼は半年前からウッドベースを始め、ジャズのウオーキングベースを弾きたいと言う。

歯科医のKD君は遅れてきたAK君に「君たちは自分たちだけで、女子部と合同同窓会をやったそうだな」と詰問する。じいさんとばあさんの同窓会では同調者もなく、話は断ち切れとなる。その隣で静かに飲んでいる地元のFD君は、今日の設営場所の提案者でこの「寿栄広」は馴染みなそうだ。三鷹駅北口の横河電機裏にある店は、新鮮なネタのわりにリーズナブルな値段で人気がある。店内の広さを見ると、予約をした方が良さそうだ。

生牡蠣、プリプリなボタン海老、ぶつ切りにし油の乗ったトロ、イカ、名産のタケノコ、里芋、黒豆、味付けされた絶品なシシャモなど。最後にチーズがたっぷり乗ったオジヤをかき混ぜ、小ぶりの茶碗でいただく。唯一下戸な私はお新香をちょいと乗せ、お代わりをするほど旨い。

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