markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

冨岡製糸場でのコンサート報告

4月6日の土曜日、日射しを受けた桜の木の薄ピンクが少しづつ花びらをつけてきた。すでに製糸場の中庭は、多くの人達が様々なブースに顔を出し買い物など物色中。屋外仮設ステージではダンスや演奏者を取り囲み静かに見守っている。

僕もその輪の中を覗いてみたり、各ブースに顔を出してみた。久しぶりの友人や知人と声を掛け合い、親交を深めていた。このようなイベントに参加し、約40年前に始めた「シルクデー」を思い出す。あの日も5月なのに暑かったな。これまでの歳月は工場操業中のイベントであったが、その後工場が停止し、世界遺産登録を果たし10年経過と様変わりした。

僕たちアラカルトのバンドメンバーは翌日7日の記念コンサートのため、音響チェックやPAのセッティングに国宝である西置繭所の多目的ホールで準備を始めた。壁面、天井が総ガラス張りで音の跳ね返りを心配していたが、2年前のライブでは多くの観客が入り音は適度に吸収できた。また、外部で演奏されているバンドの皆様に音漏れで迷惑をかけるかも知れなかったが、センターの扉を閉めることで問題が解決した。

今回は無料での開催のため、10社の協賛会社にご協力を得て実現出来た。世界遺産の一つである富岡製糸場に、地元の冨岡市民ですら入場をしていない方も多くいると聞いており、このようなイベントの意義が叫ばれていた。製糸場の市の担当者や市会議員、そして民間のNPO団体等は一生懸命運営を行っていた。残念なことに、お客様を接待するというホスピタリティーを理解していない一部の市の職員もおり、このようなイベントを継続経験することで、来場者の笑顔からその目的を体現してほしいと考えている。

7日当日も晴天に恵まれた。友人が、「外でのイベントは晴れていればそれだけで半分は成功」と言っていた。友人でベテランのギターリストと、日本一になった中学生のウクレレ奏者の演奏を聞いていた。彼は「1弦のAがフラット気味で気になる」と言っていた。僕は気がつかなかったが、改めてプロの耳が違うことを知り得た。

僕たちの演奏は下記インスタグラムによる。