markdadaoの日記

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水あたり

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 またしても「水あたり」をベトナムでやってしまった。中国やフィリピンでも辛い目に遭っているのに、まったく学習効果がない。若ければ抵抗力もあり心配いらないのだが、歳を取ると気をつけなければならない。

今回は早朝からの長時間フライトと、蒸し暑い中、到着直後からの現地視察で、夕食前にはサッパリしたいという思いで、送り出し会社の役員とサウナへ行った。

 

機内の不味い昼飯で箸が進まず、サウナに入る前におかゆを食す。健康に良いと緑の葉をジューサー(下図)で溶いた、味も葉っぱそのものの不味い飲み物に口をつける。彼はゴクゴク飲んでいる。ペットボトル以外の冷たい飲み物は危ないと思いそれ以上には口をつけなかった。

ひと段落して2階のサウナへ向かう。更衣室で裸になりロッカーに鍵をかけ簡易なパンツとタオルを渡される。シャワールームに行きパンツを脱ぎ身体を洗い始める。ふと周囲を見回すと、皆パンツのままシャワーしている。濡れたままでパンツを穿き、一人が入るにやっとな樽桶に入る。中はぬるめの薬草湯で身体に良いとのこと。しばらくすると汗が出てきた。それに合わせるように先ほどの不味い葉っぱの飲み物を渡される。つい、ごくっとやってしまった。

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次に、足が伸ばせるジャグジー付きのバスタブに入る。しばらくしてからミストサウナへ通される。息苦しくなったので出ると、次はドライサウナ。いい加減ふらふらしてきたので出て、またシャワーで汗を流し、新しいパンツに履き替える。次は冷え冷えとしたマッサージ室に入り、驚くほど握力のあるマッサージ師と痛みと睡魔の狭間の中で、身体は冷えてゆく。最後に温めた石をタオルで巻いたものを身体中に当てられホッとする。(少しだけ洒落)

その晩から下痢が始まり嘔吐。辛いが自分で蒔いた種。夕食を抜き白湯だけ飲み続ける。点滴代わりにスポーツドリンクを頼んだが、栄養ドリンクしかない。近所にはコンビニもなく、韓国人が経営している日本食屋もスポーツドリンクは置いてない。翌日、大きなスーパーマーケットでポカリスエットを手に入れた。海外旅行では正露丸は必ず持参したのだが、こういう時は服用しても全て吐いてしまう。

 

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中国での水あたりの経験から、脱水症状にならないため白湯を飲み、バスタオルを首に巻き身体を温めて汗をかき、体内に入った細菌やウイルスを排出することに専念した。「動物だって調子が悪いときはうずくまって身体の中の抗体が治す」、といつかラジオで山下達郎が言っていたのを思い出す。

翌朝まだ下痢は止まらなかったが、トースト1枚を食べ打ち合わせに出向くことが出来た。そして帰りの空港でベトナム名物のフォーを少し口にした。そんなわけで旅行中は寝ていることが多く、身体を充分休めることができ、寒い日本に戻っていつもは風邪気味になるのだがいまだに調子が良い。(ちょっと強がり)

反省は、水以外の飲み物でも目の前でペットボトルの水を入れなければ要注意。食べ物も死んだ細菌が入っていて下痢したこともあり、日本人が多くいるような店で食事をする。氷は当然危ない、野菜や果物の水洗いしたものや、皿が濡れているのも気を付ける。中国で香港人は濡れた皿を拭いていた。ペットボトルの水も現地では輸入品が良い。昔、タイでペットボトルの水をパッキングしたのを目撃し、現地の水は飲まないようにしているのだが、安いので現地の方々が用意してくれるので断り切れないのが現状。「正露丸」信仰を改めて、ケースバイケースで予備として梅干しを持参する。殺菌ウエットティッシュで現地の方々に気づかれずこっそり拭き、点滴代わりに粉末ポカリスエットを白湯で溶かし飲む。

団塊世代は雑菌の中で幼少時代を過ごしているから、このような環境下でも抵抗力は多少あるのだが、若い世代はクリーンな日本から発展途上国へ行けば餌食となろう。