markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

意思貫徹


昨年から何度となく会社に足を運ぶAndy。彼は自分で設計したモーターのプロトタイプを作りたがっている。そこで知人のモーターメーカーを彼に紹介した。
彼の考えは、パテントが取れればそれを共同所有にする。だからプロトタイプの費用は工場が持ってくれとのこと。そして設計は無償で供与するとのことであった。
しかし工場側は簡単にうなづかない。それもそのはずである。彼の理論は120年前からのモーターの常識を覆すことことから始まる。まして、説明は専門用語の英語がほとんど。幸い、工場の方もリスニングはあるので理解はしていただいているのだが、質問が出来ない。
彼は私を口説くのに半年かけ、今度はその専門の企業に同意を得る努力を始めた。国に戻り、彼の人脈からこのような作業を進めれば良いのにと思うのだが。
彼はやろうとするものが見えるのだが、宗教、たとえばキリスト教が未開国へ入り信徒を拡大してゆくエネルギーは想像もできない。目に見えないものを広く布教してゆくのだから。欧米人の根性は計り知れない。
だから彼のやろうとしていることに、多少は関心がある。一体どこまで貫けるのだろうか?これからは彼と工場は直接、メールや英語の文章で理解を進めることになる。