markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

人間の5感

群馬高専の小島先生からご紹介いただき、物質工学科の戸井教授と話をする機会を得た。有機化学のご専門とのことで、ある製品の化学変化による想定できる問題点をお聞きした。化学式のメモを書かれるのだが、素人の私にはよくわからない。

話の最後に先生は、わからない液剤はそれを手の甲に塗り、手の温度で気化する臭いを嗅いで名前を割り出すそうだ。「これを”臭いライザー”と言う」とおっしゃっていた。「現在ある臭いセンサーは個別の識別までは出来ない。人間の嗅覚はたいしたものだ」と。そういえば先生は電話で「その物質は甘い臭いがしますか?」とおっしゃっていた。
うちの会社のベテランの人たちは0.25mm、0,18mmのフィルムや紙の厚さを2本の指で判断する。私でも目視で1mmか2mmの厚さがわかる。
しかし、ReSoundのアプリ「耳年齢チェック」はちょっとショックである。8,000Hzから17,000Hzまで段階にモスキート音が発生するようになっている。人間の可聴周波数は20Hzから20,000Hzと言われるのだが、40代の頃より耳鳴りがする自分は15,000Hzから上は音を感じない。

それでも人間の5感は素晴らしい。訓練をすれば第6感も使えるようになるのかな?昔の人は自分の寿命を悟り、最期の日は家族を呼んで大往生したと聞く。