markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

いくらにしますか?

中国では領収書をもらう際、「いくらにしますか?」と尋ねられる。それは上から下まで金額の大小はあるが、賄賂収入は当たり前だからである。中国に工場をもつ日本人の友人は、最近賄賂を調査するスタッフを入れて対策を始めているのだが。
職務利権は当たり前で、給与は最低固定賃金、成果配分が賄賂と考えている文化の中国で、取り締まりを強化していい結果が生まれるのかな? もっとも社長としてのイライラは理解できるのだが。
これは中国人だけでなく、中国在住の日本人にも賄賂はばらまかれていて、商取引が成立している。
すべてがそうではないだろうが、中国のある有名な大学の構内でも賄賂がまかり通っている。
例えば、1年生の時は日本人の留学生のほうが人数が多かったが、卒業写真では韓国の留学生のほうが断然多くなっている。これは進級試験で韓国の生徒が難攻不落な中国の先生を賄賂で獲得した結果だそうである。先生の服装の一部に茶色の格子のバーバリーを見かけたら、それは韓国学生に陥落された烙印だそうで、他の生徒からも賄賂攻撃をしかけるそうである。韓国の一般的なブランドがバーバリーであるので一目瞭然。
私も息子も中国の取引先とは、昼食の接待は受ける事もあるが、夕食や夜の飲食は受けないようにしている。接待を受けても賄賂と感じない厚顔を持ち合わせていない。それでも7年もの間取引を続けている。
職業倫理は世界共通だと信じている。そして適正利潤と商道徳の順守は長い取引の基礎であると考えている。