markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

「天才科学者はこう考える」を読んで

 

 

識見の広さ、深さがあれば人生さらに楽しい。当書籍を読むにつれ、その様な気持ちになり、興味のある箇所を抜粋した。

 

ロジャ一・シャンク:実験とは誰もが絶えずしていること。適切な判断が出来る人になるには、適切な証拠を十分に集め、それを元に推論する。繰り返し実験をする際は、条件が同一になる様にする。

サミュエル・バロンズ:二重の自己像。他人と共通部分が多いことを認識すれば、他人を仲間とみなし、謙虚に敬意を持って接する事になる。自分が特別と認識すれば、誇りが生まれ自分の能力、想像力を高め、独自の成果を上げようとする意欲が生まれる。

ジョン・トゥービーマン:一人の向上の幅は少しでも、大勢の分が集まると世界を変革するほどの力を発揮することさえある。「知の連鎖反応」という現象。複雑な因果関係を正しく認識すれば、人類に大きな損失をもたらしている破壊的な妄想に一部はなくせる。

ディヴィッド・マイヤーズ:「自己奉仕バイアス」人間は成功を自分のおかげだと思いたがる一方で、失敗は自分のせいだとは思いたがらない。良い行いは自分のものだと進んで認めても、悪い行いは自分のものだと認めない。他者を見下ろす様な態度を取れば、交渉ごとは尽く決裂する。

ジョナ・レーラー:注意のシグナルをうまく制御出来れば、否定的な思考にとらわれそうになっても抵抗できるし、危険な誘惑に負けることも少なくなる。

ジョン・クラインバーグ:それぞれは独立して動作する多数の小さな要素が、協調しあい、ひとつに統一された(と錯覚できる)体験を生み出すという分散システムをクラウドと呼ぶ。

ニコラス・A・クリスタキス:ホーリズム全体論)。全体は、部分の総和以上のものである。生命は様々な元素が組み合わさって、個々の元素とは全く違う、とてつもない全体が生じている。

ロバート・R・ブロヴァイン:「ただほど高いものはない」。値段を決めるのは、単純で正直で情け容赦無い自然選択である。環境に適応して生き残れれば、コストは決して高くはない。

ジョウジ・チャーチ:平均の知能指数が全世界で向上し続ける「フリン効果」は、物事を簡潔に要約して理解する能力が人間にはあるかもしれない。私たちには便利な道具が数多くあり、そのおかげで知能、能力が高まっている可能性はある。

マーティン・セリグマン:幸福度を測る指標PERMA。

Positive emotion 前向きな態度

Engegement 社会への積極的な関与

Positive relationship 良好な人間関係

Meaning and purpose 生きる意味と目的

Accomplishment 目的の達成

PERMAの指標で現在の幸福度を測り、それを明確に向上させるための具体的な行動をとる。

ディラン・エヴァンス:「比較優位の法則」仮にどちらか一方が優位であっても、移民であっても、分業、交換をした方が結局は両者にとって利益になるとする原則。

エマニュエル・ダーマン:定量的に測定できない人間の特性を無視して、誤った擬物化をしてはならない。

ハンス・ウルリッヒ・オブリスト:現代の「キュレーティング」とは重要な選別をする行為。

ロバート・クルツバン:「外部性」意図しない悪影響に関しては、それに対し金銭を支払う様に求めるのも一つの解決策になるだろう。また、意図しない好影響で金銭が得られる様になれば、良い影響を与える行動を促すかもしれない。

ジェームズ・オドネル:あらゆるものは一時的である。始めから、流れへの対応を考える方が得策。

 

まだ3分の1程度しか記載できず、続く。