markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

夢があって楽しい

ギターアンプづくりのA君が来社。最近、アンプの修理や需要が増えてきたそうだ。弊社の出力トランスを搭載したアンプの評価が高まってきてるとのこと。4,5か所の楽器販売店へお手製のアンプを置いてある。残念なことに販売できたのはまだ3台である。有名なプロのギターリストに評価をいただければ、ブランド力も高まるのだが。約1ヶ月後にはその評価を得ることになるだろう。
彼の夢は明確である。それは、日本でハンドメイドのギターアンプの第1人者になることだ。アメリカではこの業界での神様が2人いて、1人はすでに亡くなられたそうだ。そしてもう一人はマスプロ化して、アンプ性能を落としているようだ。海外で良いとされたアンプを徹底的に研究し、それに改善を加えているので、彼のアンプは今のところ他と比較しても負けることが無い。今日も20年以上バイブルのようにしている1冊の真空管ギターアンプの原書を携えてきている。アンプが好きであるから飽くなき努力の結果、英語の文章を理解するのであろう。

私も日本一のギターアンプの出力トランスメーカーになり、最終的には世界からもインターネットで注文が取れるようになりたい。そうすることで、ベテラン作業者も職を失うことはない。なぜなら今後、日本では製造会社の危機的状況を迎えるからだ。

技術支援してくれている方にこの話をしたら、「夢があって楽しい」とのことであった。まことに同感である。
今まで、プロのギターリストやアマチュアそして、イギリスの有名なアンプメーカーの技術者にも私達のトランスを"Huge difference"と評価を受けている。今月中には日本のトッププレイヤーにも使ってもらえそうだ。利益はまだ出ないが、こんなに多くの人たちに喜んでもらえるのはメーカー冥利である。