markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

大西良慶和上と書物


以前PHP出版から「ゆっくりしいや」が出版され、非常にわかりやすい口調で宗教を解かれていた。その後「人間はねえ」、「夜船閑話講話」等を読み、この度の京都訪問にて、是非清水寺の販売所で和上の著書購入を予定していた。
最近、清水寺は混むとの情報で早朝に出かけた。清水寺の舞台の右奥に販売所があり、早速本を探し「心」シリーズの1,3,5巻を購入。残念ながら2,4巻は絶版とのこと。
理由は何と大西和上を知る人が減ったので、再販は予定されていないとのこと。人気や知っているから本を購入するのではなく、本の世界からその人の考えに興味を持ち、新たなる著者と出会うと考えている。しかし印刷費や在庫費用でリスクがあるのであろう。だから絶版の可能性のある本を優先的に本の電子化を進め、人類の知恵の保存を計るべきであろう。
人類とは少し大仰かもしれないが、一生をかけた一人一人の知恵の積み重ねに人類の今があり、将来が展望されると信じる。今はそのツールとしてのiPad等が飛躍的に拡大する前夜かもしれない。
そこでソフト会社は電子化する優先順位として、コマーシャルベースでベストセラーを選ぶのであろう。が、我々読者は与えられた書物ではなく、我々がブログ検索の手法を駆使し発見できるような、識者の選定による絶版書籍の復刻を計り能動的な読書が出来ることを期待したい。