markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

伊賀「藤岡周平」展

青年会議所の現役の頃、京都国際会議所で行われる京都会議へ毎冬参加していた。寸暇を利用し、先輩方から本物を見る目を養うとの理由で「たち吉」などへ連れて行かれた。
今回約20数年ぶりで四条通りに面した「たち吉」本店へ出向いてみた。3階で古伊賀の焼き物SHUHEI FUJIOKA 藤岡 周平の個展が行われていた。




武骨で力強い作品に圧倒された。偶然作家ご本人がおられたので、素人だと前置きして色々と質問をさせていただいた。焼き物に縁のない私に対し丁寧に、作品のごとく素朴に静かな語り口で説明をしていだき恐縮した。
この厚みのある力強い作品は、伊賀焼の温度に耐えられないのでこのような形状になるとのこと。「以前は湯飲みなど厚みの薄い作品も手掛けたが、最近はもうそのような作り方には戻れなくなった」と。

しばらくお話を聞かせていただき、地下フロアーまで下った。このフロアーだけはバックグラウンドがBeatlesなど洋楽が流れていた。昔は洋モノのAdam & Eveが出たころで商品も多かったが、今はマグカップとフォークのみであった。
時代は確実に流れている。