markdadaoの日記

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タイ反政府デモ

昨日午後、日本人のジャーナリストがデモの中で射殺されたニュースが入ってきた。
タイにいる日本人の友人達が心配で先ほど電話をした。明るい声で「一部の地域で暴動が行われているが、一般の人たちは通常に生活している分には危険ではない。来週火曜日からタイの旧正月(ソンクラン)が始まるので企業も休みとなり、デモもひと段落するだろう」とのこと。

ジャーナリストの犠牲は殉職と思うが、デモに参加した人たちの犠牲者は、主に東北部貧困層の農民たちで無辜の民の悲劇ではないか?彼らはタクシン政権時代のばらまき政策の恩恵の義理を果たして動員されているように思われる。
中国やフィリピンでも経済格差から小競り合いがあり、このような反政府活動へと広がってゆく。そして犠牲になるのは貧困層からと決まっている。上流階級の人たちは色も白く、教育があり多くの人が成功を収めており、彼らは経済格差を意識している。私は現地へ行くと、日本に生まれたことが経済的にも精神的にも幸せであると痛感する。
アピシット首相は9月に総選挙をすると言っている。しかしタクシン派の反独裁民主統一戦線(UDD)は総選挙の前倒しを求めての抗議活動をしている。実は政界では4月の総選挙でコンセンサスは固まっていたのではないか?なぜなら現職大臣ファミリーが4月に総選挙があるので、自分の出身地域で選挙準備をしていると先月まで言っていた。