markdadaoの日記

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赤シャツ・タクシン派の追悼集会

高架線の電車の車窓から、赤シャツの集団が目に飛び込んだ.

昨日の北部タイの人たちはほとんどがタクシン派であり、バンコクの都会の人たちやアピシット政権に恩恵を受けている人たちが反タクシン派と言われている。
友人のマンションのそばにアピシット家の邸宅があり、その周辺を通過する際、多くの軍隊が警護をしているのを見る。アピシット首相のお父さんは警察に絶大な権力をもっており、警察や軍隊はアピシットに好意的である。
このタクシン派による1万人の追悼集会が、伊勢丹前の道路を封鎖して行われていた。現地日本大使館は日本人定住者に近づかないように警告メールを発信していたそうだ。




日本の折りヅルを赤い色紙で折り、そこらじゅうに吊るしていた。町中はまるでお祭り騒ぎの様相で、デモ隊を見ている一般の人たちは、カメラ片手に見守っている。歩き疲れを取るための足マッサージが舗道に椅子を並べていた。腹ごしらえにそこら中の屋台で食事をしている。赤シャツは200バーツ(500円程度)で販売されていた。
警察や機動隊は約2000人規模でデモ隊を包囲していた。一過性のお祭りで終わるならばいいのだが、アシピット政権の弱体化が起こればバランスが崩れそうだ。しかし国王が年齢による万が一のことが起きたとしても、ロイヤルファミリーを自分たちの象徴として考えている国民は良識な判断を下すだろう。