私が中国国際貿易促進委員会の顧問をやっていた時、天津市の交易会へ参加するツアーを企画し、多くの友人たちと一緒に何回か訪中した。帰国後その仲間たちが中心となり、国際貢献を目的とした「ウインドオブアジア」という団体を作った。その後日本にもNPO制度が生まれ、非営利団体の認定を受けた。
私の当初の設立目的は、アジアの友人たちとパイプを構築し相互の支援を行う事にあった。そして中国、韓国、台湾、香港、フィリピン、タイ在住の友人たちと交流を今もしている。そのタイの友人のY君からSkypeで連絡があった。
昨年子供さんの進学のために奥さんを含め帰国され、彼は現在単身でタイで仕事をしている。その子供さんが来月中国へ修学旅行へ行くので、中国の治安に対し情報を求めてきた。
そのSkypeが来る前に上海のK君と仕事の話をしていたが、尖閣列島問題について中国での異常は聞いていなかったので、そのままの状況を説明した。
逆にタイでタクシン派の6千人から1万人のデモによる影響を聞いたら、通常の生活には全然影響が無いとのことであった。
為替の話になり、バーツは円に対しドルほど安くはなっていないが、それでも円高(2.75円/THB)で今は儲かっているとのこと。数年前不良修理でタイへ行った時は3.3円/THBだったから2割近くの円高だ。その時のドルは約120円/USDだったからドルに対し3割ぐらいの円高となる。
不思議な事に石油はドル決済だから130円/Lは、石油相場の変化を無視すると為替差益をそのまま計算すると90円程度にならなければならないが、未だ120円/L台で推移している。何故100円程度にならないのか?円高の恩恵は国民にはなく、輸出企業のみ円高で儲からないとマスコミが言っているこの不可解な日本の経済構造が理解できない。
話が脱線したが、当初考えていたアジアとの交流はSkype等の無料通話のインフラにより、映像つきで補完してもらえる良い時代になってきた。
因みに韓国のH君と上海のK君から、今日はお盆休みで仕事が止まっているとの連絡を受けた。
タイを聞くのを忘れた。