markdadaoの日記

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デニッシュパンのモンシェール

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昨夜、東横町の住宅街にあるモンシェールというパン工場併設の直売所ヘ行った。24時間営業とのことで、10時頃だったが有名なデニッシュの食パンはすでに完売。予約客が一人2本のプレーンを買って行った。もう一人の客は諦めきれず「24時間営業との事で、わざわざやって来たのに」と食い下がっていた。「お客が多くて間に合わないんだよ」と店の人。そして、予約は10日先との事で諦めて帰った。その後で私は、「明日は何時から売っているの?」と聞いてみた。
多分お客にとって「お得感」があるから人気があるのだろう。2斤990円が10,000円なら来ないだろう。普通の食パンでもダメだ。新鮮なバターをしっかり使って焼いているからこの品質が保たれている。
6時からやっているとのことで、今朝7時に行ってみた。誰もいなかった。呼び鈴を押すと中から声が聞こえた。「プレーンを2斤」と2千円渡すと、二袋とお釣りの20円を持ってきた。すでに次のお客が背後にいる。早速食べてみた。しつこくないデニッシュの食パン。咀嚼すると旨味が出てくる。これが「違い」だなぁ。
材料を惜しまず技術革新するが、価格は相場並み。客がどちらを選ぶか歴然である。リピーターが増え口コミで噂が噂を呼ぶ。なかなか手に入らなければ、客は1本ではなく2本以上買う。石油パニック時のトイレットペーパー並に必要以上手に入れようとする、お客の心理である。この噂を聞きつけてマスコミが取材報道をする。一度でもテレビ放映されれば、ブレークスルー状態となる。
商売はお客様の為、喜ばれる品質を確保する為、利益が少なくとも材料を惜しみなく使い、日々の生産技術を積み上げると、神様が「薄利じゃ可哀想だろう」「潰れちゃ困るな」と思いたくさん売れるようにしてくれる。