markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

新会員セミナーへの思い

約20年前、地元で新設されるロータリークラブの会議に出てほしいとの依頼があった。ロータリーのイメージはJCをやっていたので、多くの先輩たちから作られていた。大人の社会のグループで、何か勉強できそうだという感じを受けた。確かに多くの先輩たちの言動に触れ、影響を受けるようになった。
創立してからは、ロータリークラブの形を作る事が中心の約5年間であった。少しロータリーライフに慣れてから、「世のため、人のために何を尽くすのか?」を考え始めてきた。形骸化された慈善活動より、困窮した人たちに手を差し伸べるのが本当ではないかと。そのような意見は「ここは青年会議所ではないのだから」と先輩たちに一蹴された。
そしてロータリークラブの運営の不合理さに意見を言うようになってきた。それは国内、海外のロータリークラブをメイク(出席)したり、多クラブの人たちと知り合うようになり刺激を受けた事が原因であった。
そのような状況の中で、ロータリーを仲間と語り合い、インターネットなどで調べ始めた。それは当時、学ぶべきプログラムを提示してくれる先輩たちがいなかったかもしれない。それと、ガバナーやガバナー補佐の方の説明が、自分には難しすぎて理解できなかった事も一因であった。
最近は、ロータリー・リーダーシップ研究会(RLI)が普及し、学ぶプログラムが出来上がってきた。RLIでは各分野にわかれて討議をするのであるが、基本的な内容が記述され、それを会員間の情報や刺激で啓蒙できる効果的なセッションである。それと田中毅PDGが主宰している「源流の会」も学ぶ機会を提供してくれる。更には国際ロータリーがネット上でアーカイブなど情報提供が整備されてきた。
私など多くの会員が入会してからぶつかる壁を、乗り越えるためのヒントを提示できる先輩になりたいと思う。そのためにも新会員への研修は重要だと思う。うちの地区も今月末に「新会員セミナー」が開催される。幸いロータリーも数年前から改革が始まっており、もっと自由に本音で運営できる環境が整い始めている。