田中作次RIPEと某先輩は家族ぐるみでお付き合いをされているようです。一昨日も田中RIPE宅に呼ばれ、ロータリー談義「これからクラブをいかにしたらよいか」の話しをされ、以下にその内容を先輩の許可を得て記します。
『3〜5年をめどに未来計画委員会を作り、クラブの現状を根本的に見直すことになる。』
1:入会金→タダでもいいのではないか?
2:年会費→日本は高すぎる。外国は半分、或いはもっと少ない。会費に見合った例会運営がなされているか?
3:例会場→現状はステータスを考えているのか? 実利を求めれば低コストが考えられるのではないか?
4:事務所経費→会員で手分けし、事務処理が出来ないのか?
5:食事→全く食事のないクラブも多い。
6:委員会費を予算化しない→クラブに金があるから、委員会へ予算化してしまう。事業の企画案に価値があり賛同できるから、皆のポケットマネーでその事業を推進するのではないか?
7:世界の8割が夜間例会→夜間ではなく、大切な昼間の時間を割いてまで集うべきか?
田中作次さんは『あなたは一言で言うとロータリーとは何ですか』と問いかける。あなたでしたら何と答えるか?
『ROTARYを例えばIBMとかBMWのようなイメージアップをするにはどうしたらよいか?』・・・等を考えて理事会に提案しているそうです。
今日(2月11日)、又エバンストンに向け成田から出発だそうです。
以下は私見である。
新会員が簡単に集まらず、クラブが縮小化しているところがある。片や、ロータリーが資金と行動力で世界規模の「ポリオの撲滅事業」を進めている。どこにでもある世界の中の1市町村にあるクラブ事業と、国際ロータリーが行っている大事業がシンクロされなければ、ロータリーの公共イメージも、クラブや会員の活性化も絵餅となる。
ロータリアンが自らロータリーを問い、ロータリーの価値と自分が何をすべきか自己開発しなければならない。そのモチベーションの手段としてRLIがある。そこから生まれた理解をServeする、そして仲間をいざなう。
ロータリーは100年以上の歴史と巨大化が構造を複雑化し、システム化したと思われる。SIMPLE IS THE BEST。ロータリーの綱領(目的)に必要不可欠なものだけを持って再スタートすることを、各クラブで協議しあい実践すべきであろう。
田中作次RIPEも現状を憂い、他人の為に役立ちたちと思う若い人たちが、気軽に入会し、例会に参加できるロータリークラブを作ろうとの思いが上記の談話から推察される。高価格・低品質では誰も買ってくれない。低価格・高品質を市場に提供するための戦略を構築しなければならない。自分達のロータリークラブだから、自分たちで決めて、実践する。人間として素晴らしいことをやっているのだから、容易に出来るのだが。目に見えないロータリーの亡霊を払しょくする「初めの一歩」を。
「昔の良きしきたりや、カタチを重んじる方々も胸襟を開き皆で再生を図らなければ、沈没する船ごと海の藻屑となる」という危機感もある。