立川の石井先生はインフルエンザの現場で、以下のような見解を持っております。
ここに来てやはり立川では日に6〜7人はいますね。1月11日ころから急に発熱の人が増えて来て患者も増えた。
このくらい患者が続くと大体話を聞 いただけで結構予想はつきます。もちろん症状は多彩ですから,いちがいに断言はできません。
それこそ,いつもの風邪より楽だという人もいます,嘔気のある人もいます,鼻は詰まる人も・鼻水の人もいます,…相変わらず36度台の人もいます。
しかし,典型的なのは,そう7~8割方「喉がイガイガ・咳が出るでしょうね。それに鼻水・頭痛が あったら熱がなくてもインフル」と思い ますよ。
しかし、厚生労働省がインフルエンザを以下のように説明しており、私たち素人は、インフルエンザは発熱をもって判断する傾向がありましたが、石井先生の現場での意見はとても参考になると思います。
質問:インフルエンザと普通の風邪はどう違うのですか?
回答:一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりありません。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。お子様ではまれに急性脳症を、ご高齢の方や免疫力の低下している方では肺炎を伴う等、重症になることがあります。
私たちが住む群馬県が今のインフルエンザの流行のレベル(定点医療機関)は、国内で一番多く27.71でちなみに東京都は14.27と約半分。そして群馬県は警報レベルを超えている。AH3亜型(A香港型)が主流を占めているとの事。インフルエンザウイルスは人から人へと移り渡り、裸眼で見る事が出来ないので始末が悪い。
しかし、インフルエンザウイルス細胞内寄生体だから、ドアノブやつり革に付着してもそう長くは生存していない。感染は目や鼻や口から直接感染するのだから、例えば知らずに感染者と握手した手で目をこすったり口へ入れば移る。従って外出した後の手洗いやうがいは予防の確率が高い。そして湿度(50%〜60%)を維持し、太陽光を得るようにする事でも感染防止となるようである。
私たち人類は「スペインかぜ」や「とりインフルエンザ」などで多くの人の命を奪われている。これからも想定外のインフルエンザが出てくるかもしれない。単なる風邪と間違えないで、インフルエンザの防備をしなければならない。