markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

響く言葉

関口PGの当時の月信に”響く言葉”がある。その中で、以下の様な文章に目が停まる。

我々はありもしない泡のような夢を追う事を止め、現実に行い得る着実な歩みを続けなければならない。「人間が理想を高く掲げ着実な行動を行う限り、天は必ず応えてくれ、我々を助けれくれるものである。」と「西国立志編」の中でサミュエル・スマイルズは言っている。

泡のような夢を追いかけたくなることもあるが、「高い理想を持って、自分がやれることを毎日こつこつと歩みを止めることなく努力しなければならない」とは、先生が私達へ残した毎日の生活の指針となる。
坂井真民の「念ずれば花開く」では、理想実現を諦めず、一歩一歩の歩みの後に花開くと言っている。周りをきょろきょろ見て一喜一憂するのではなく、やらなければならないことを丹念に行ってゆくことで、いつか花が開くと信じたい。
泡のような夢が捨てきれないのは、欲望が抑えられないのと同じではないだろうか?「・・・・それはしっかり志を立ててないからだ。志がしっかりしていれば真っ赤に燃える炉の中に雪を入れたように消え去る。だから立志は、上は道理を極め、下は日常の些細な事にまですべてに徹する工夫をすることである」とは、「新編言志四録」で井原隆一が言っている。
先人達の響く言葉はいっときは心を鳴らすが、いつしか日々の忙しさに忘れる今日この頃である。