markdadaoの日記

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中国市場事情 その1

上海住まいをしている、高校時代からの友人K君からの便りがあり、数日に分けブログに記載します。彼は、学生時代アルバイトで某落語家の運転手をやっていたためか、ダジャレは一流であり、彼の現場で鍛えた中国語も一日の長があります。
以下に彼の特派員的な報告を記載します。


以前、古北という外国人が多く住む、家賃が一番高い地区に住み、お抱え運転手の送迎で通勤していたが、最近、事情が変わり工場近くに引っ越した。
工場を作った10年前のその周辺は、畑とまばらな工場しかない田舎であった。しかし、虹橋飛行場から近いこともあり、高速高架道路はできる、住宅、都市開発が進みこの村もついに大手財閥が大型店舗(?)を建設した。
そこには、ほとんどのブランド店が並び、ユニクロなどもある。驚いたことに、ゲームセンター、ローラースケート場もあり、平日でも多くの若者が熱中している姿を見る。フランスのカルフールもあるので、たまには食材や酒を調達しに行く。3階ほとんどが食べ物屋が出店しており、チェーン点も目立つ。約50店舗が並んでおり、台湾系、韓国系あり、日系は味千ラーメンと、寿司屋のチェーン店がある。
ここに住むと、以前と比べちょっと出かけるのに不便を感じ、健康にも良いと考え、カルフールで自転車を買った。高校生時代乗っていたスポーツ車に似てる形の14段変速(写真)。680元(約7000円)だが変速機は日本のシマノと書いてある。15Kgと重いのだが、空気をカチンカチンに入れるとかなり軽快に走る。朝早く、あるいは寝しなに小1時間くらい小冒険に出かけることがある。

上海に工場を作った10年前から毎朝通勤時車窓から目を付けていた市場へ、一度行ってみようと思ってはいた。ついに今朝5時半そこに入ってみた。

肉、魚、(葉物)野菜、根菜、果物、米、豆腐類、調味料など一通りはある。ここに買いに来るのは、大口消費する公司向け、また町のレストラン向けや小売商店向けと思われる客が主体である。小型トラック、リヤカー(最近のリヤカーは、バッテリで走る)に買ったものを積んでいる。市場の周辺(場外)には、個人向けの売り場もあるようだ。

ここで働く人たちを見ていると、元気が出そうだ。場外には、ここで働く人や、買い入れに来た人の食を賄う店が並び、さらに入り口周辺には屋台がひしめき、その雑踏の中、さすがの私でもこの屋台で食べたいと思わない。
しかし、小籠包風の店が歩道にテーブルを並べ、みんなうまそうに食べているのを見て、私も「あれをくれ」と指さし食べてみた。醤油風味のスープに豆腐がたくさん浮いて、ザー菜、ラー油がかかっており、一口目は口の中をやけどしたが、毎日でも食べてもいいかなと思うほどであった。

続く