とうとうガソリンメーターが最後の1目盛りを指す事になった。一時はガソリンが入れられる先を探したりしたが、並ばなければガソリンは手に入りそうもない。
ガソリン不足の不安は、いざという時どこへも逃げられないからなのか？ 事業用に動く事が出来なくなるからなのか？
平常時は無くなる寸前まで走っていたのだが、今はいつ入るかわからないと思うと、多少残があっても早めに入れたくなるのが人情であろう。
無くなったら歩いて会社へ行こう、営業はメールと電話で交渉しようと決めたら、市内ならばどこでエンストしても良いと覚悟して車を使い始めた。人間、先の事に覚悟が出来ると心配が減る。
食料もお米があれば、おかずが無くても生きていけるとして、買い出しもしない。以前会社の入口の電気を消しておくと、営業しているのかわからないと文句を言われたこともあった。もともと節電は好きなので苦と思わない。
昔、オイルショック時トイレットペーパーが無くなり、母は新聞紙を揉んで使えば良と言っていた。お米が無くなると、パンがあるからパンを食べようと言っていた。とにかく戦争を体験した人は強い。
私はロータリアンとして、なるべくならば人を押しのけてもガソリンを入れようとする側になりたくない。今日は私が反対をしていた夜間例会を、昼間の例会に変更してもらえる事を知った。地震発生の翌日、クラブ会長へ緊急理事会の至急開催を依頼していたが、それも来週やってもらえる事になった。当初、私の意見を聞き入れてもらえなかったので、皆に同調せざる得なかったが、事態が理解を深めた。
青年会議所のシニア会では、今日現役理事長と電話で話をし、救援物資の拠出を検討することとした。現役会員は突然な事で混乱をしているのだから、それを守り支えるのがＯＢである我々の役割と考えている。
