markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

EL照明

今年はLED照明元年の様相で、電球や信号機がLEDに一斉に置き換わった。従来の電球と比べLED照明は省エネルギーであり長寿命のため、価格が高くても購買が増えている。ただしLEDの性質上指向性があるため、レンズなどを利用し光の拡散を行っている。
ELは面発光体のため壁や天井の代わりにEL照明を行えば、むらなく光に包まれることになる。問題はコストが高いと言われている。厚さは0.6mm程度でフィルム化するであろうが、湿度に弱いため輝度が数年で減衰するので寿命を伸ばす技術が要求されている。
ヨーロッパから始まった、LoHS指令による有害元素・物質の使用禁止の6元素の中に水銀がある。しかし世界の照明生産はオランダのフィリップス社、ドイツのオスラム社とアメリカのGE社が上位におり、水銀入りの蛍光灯はRoHSの除外規定となっている。
電卓のバッテリーに太陽電池が使われ、大幅なコストダウンが計られた。ELも大量に使われれば、市場希望価格に適合してくるだろう。そして、世界から水銀入り蛍光灯が無くなるのも身近となってきた。いづれは定尺サイズの壁板や天井板がELの照明として、住宅などにも使われることになるだろう。