markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

DIESELの照明


DIESEL JAPANとTODA MODEの共同開催によるDISEL照明の展示会が10月中旬に招待者だけを対象に開催される。これはホームコレクションの一部としてDIESEL社がベネチアのFOSCARINI社と共同で照明器具をデザイン開発したものである。
欧米のアカリの市場は成熟しており、感心するデザインや構造が多くある。アカリを灯した時の雰囲気を得るための価値観が、私たち日本人には今までは少なかった。まばゆいシャンデリアだけが似非金持ちの象徴であった時もある。
日本の市場では需要が少ないせいか、照明器具の周辺部品が貧弱である事。電球、スイッチ類、ACコード、ACプラグ、シーリングソケット、口金等のデザインのクオリティーが低く種類も少ない。
日本のアカリ文化は明るいこと(輝度)が優先されている。コンビニの煌々としたアカリがベストと思われているのか?江戸時代では100匁ローソクが金持ちのステータスであった。一般社会は魚油によるチロチロとした灯明で、その油を舐めに猫が来ると言う怪談がある。そのアカリが風で消えないように和紙で囲む。これがシェードの生い立ちだろう。
しかし日本のシェードを作っている会社の社長から聞いたのだが、そのデザインの基本はシェードを重ねることが出来ることであった。そのユーザーはシンプルデザインで、今も販売を伸ばしている企業である。アカリを通したシェードから発するイメージは二の次である。確かに暗いから明るくする、シンプルな発想である。
アカリの専門家から聞いたのだが、口金のサイズを現すE26やE14のEの文字は電気の発明王エジソンの頭文字から取ったそうだ。電気の歴史が欧米と日本では深さが違う。
しかし昨今この陰影のアカリを生活に取り込む価値観をもった、センスのある人たちが生まれてきている。そして彼らは欧米の有名なデザイナーの照明器具を好む。その流れとして今回のDIESEL照明であろう。