今年も富岡青年会議所(JC)の卒業式が行われた。卒業生の中で20年在籍の会員がいる。JCの年齢制限は20歳から40歳までのためF君は人生の半分がJCライフであった。
F君は少年野球の監督などをやっており、立派にリーダーシップを取っているのだが、JCの理事会や例会で公式なスピーチを求められると、口下手になり本人いわく頭の中が真っ白になるそうだ。
卒業生10名の友人たちがスピーチをしている間ハンカチを握りしめ、すでに涙がこぼれていた。彼は答辞を行い、中間部分は白紙にてその時の気持ちを言葉にしたいと言ってスピーチを始めた。
果たして中間部に来ると、1分間以上の静寂が続く・・・・・。
聞いている者、誰もが息をのむ。そして、話が下手な自分を先輩達が温かく、時に厳しく育ててくれた事に自分の一礼をもって感謝を表したいと。
最後に私たちにもプレゼントをしてくれた。それは左記写真に記載されている5訓である。出典は解からないそうだが、合点する内容であり、負けそうな時に支えになる金言である。
1.辛いことが多いのは、感謝を知らないから
2.苦しいことが多いのは、自分に甘えがあるから
3.悲しいことが多いのは、自分の事しか分からないから
4.心配事が多いのは、今を懸命に生きていないから
5.行き詰まりが多いのは、自分が裸になれないから