markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

発展する国家の3大キーワード

リーマンショックの影響が軽微で、現在も発展基調を保っている国家の共通点を独断的に考える。そこには3つのキーワードがあった。
1.政府による規制の少ない自由主義経済
2.ITインフラが整備されている
3.バイリンガルの国民が多い

事例としてエストニアがあげられる。1991年ソ連より独立し、政府による規制が極めて少ない自由放任経済主義をもって経済が堅調であり、来春のユーロー導入を準備している。また、ITインフラ立国としてSkypeが開発され、ITを活用した国際金融センターになりつつある。言語は公用語エストニア語のほか、ロシア語、英語が通じるとのこと。

この3つのキーワードが日本を再起させると考えている。ケインズ主義下のアメリカでさえ、最近はネット上でオーストリア学派思想が燎原の火のように広がっていると聞くと、日本でも水面下で新自由主義の共感者が増加していると思う。市場は政府が介入せず、自由に任せることで活性化する。IT立国が実現した社会で新しい産業が生まれる。バイリンガルによる国際間の取引が拡大する。

アメリカの外交機密文章が漏えいしたり、海上保安庁の国家機密資料としてのDVDがYouTubeにアップされたりする現象は、密室で解決しなければ駄目だと考える古いタイプの政治家の終焉を物語っているのでは。ITツールを活用した国民への説明能力と、公で闘える外交交渉能力が新しい政治家に求められているのではないか?