markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

宮津製作所


弊社客先から金型の勉強をしたいとのことで、http://www.miyazu.co.jp/宮津製作所の津久井相談役に先週連絡をし見学を依頼した。そして本日、本社を訪問することになった。宮津製作所の名称は宮村力男氏と津久井義孝氏が協力して創業したため、お互いの頭文字を取ったと聞いている。
予定時間より少し早くから応対をいただき、工場内を見学、その後現状の問題点や経営の経過のお話し、約2時間があっという間に過ぎた。
60年間金型一筋に経営をされてきて、今が一番大変な時。これからの人たちが大変であると憂いておられた。金型業界においては事業規模が一番大きい。給与を減らしても設備投資へ資金を回してきた。しかし客先からのコスト低減は厳しい。印象として正当な価格評価をされていないと感じる。このような協力会社を踏み台に、自動車アッセンブリーメーカーの過去の栄光がある様にも感じられる。
現在はアメリカのビッグ3もおかしくなり、中国やインドの自動車産業の台頭に世界の業界地図が変わりつつある。
津久井相談役は大泉の本社工場設立において工場レイアウトを道路から作ったそうで、海外の取引先に感心されるそうだ。1000トン以上のプレス機が何台もあり、高品位の金型工作機や、IT技術を取り入れた工場とその資本力に驚きを受けた。
創業社長として自ら工場を案内いただいた際、さすがすべての事を把握されておられた。1950年に創業し世界中の自動車メーカーと取引をされ、年商150億円の企業を育てられた本物の経営者の謦咳に触れ感謝の1日であった。
津久井相談役が2840地区のガバナーの年度、私がクラブ会長であったため何度かお会いさせていただいた。その後地区の委員長で出向し、機会があるごとに随分可愛がっていただいた。