markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ロボットの町

NASAは当時のロシアとの宇宙戦略競争として人類を月へ飛ばしたり、スペースシャトルを飛ばして宇宙ステーションを作った。そのこと事態だけが目的ではなく、宇宙工学をもとに各種産業を開発して国益に反映させた。
江戸末期、横須賀に造船所を建造し諸外国に負けない軍艦を作った。しかしそれだけにとどまらず、その造船所を建造するための機械の開発や土木工学などの産業の基盤を作った。
同様に私たちの町でロボット競技イベントを開催することが、そのロボットのメンテナンスやパーツづくりをして、地元工業の育成に寄与することになる。勿論世界中のロボットのパーツの供給基地に育成できるのならば、それも地元産業育成に貢献できる。
この町は近代産業発祥の地として明治初期より栄えている。その結果、日露戦争の戦費の一部を賄ったと聞いている。今後10年から100年にかけて各種ロボット産業(ロボットの象徴のような鉄腕アトムではなく、それぞれの機能を重視したツール)は、人類の文明を支えると誰しもが思うところであろう。
それを意図的に、ロボットに関するイベント、大学・高専の知的協力を注入し地元産業の発展に寄与するプログラムを、町をあげて取り組むのも地域経営として意味があろう。地元からロボット産業を支えるエンジニアが創出されるならば、未来を託す子供たちへの道が更に開かれる。