NPO放射線医療国際協力推進機構（以下、放医推）は主に外務省から要請を受けIAEA/RCAの具体的活動を行い、かつアジア地域保険領域代表としての活動をIAEAからも期待され評価を受けている。また、放医推の代表である中野先生は群馬大学の重粒子線医学研究センター長をされており、この医療技術のオーソリティーである。
因みにIAEAとはInternational Atomic Energy Agency・国際原子力機関の略で、本部はオーストリアのウィーンにある。事務局長は任期は4年で2009年12月より天野之弥が就任した。事業の一つとして、イランの核開発問題などが取り上げられている。
RCAとはRegional Cooperative Agreement for Research, Development and Training Related to Nuclear Science and Technology・アジア原子力地域協力協定の略でIAEA活動の一環として、アジア地域の開発途上国を対象とした、原子力科学技術に関する研究・開発および訓練の計画を行っている。主に国際貢献として発展途上国へ放射線医療技術の指導や設備の寄付を行っている。
写真は施設のミニチュアで、丸い円のオレンジ色はシンクロトロン加速器で、その左上の治療室へ重粒子である炭素イオンが導かれ患者へ照射される。
