markdadaoの日記

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ビリヤール大統領候補者



2年前の6月、フィリピンのロータリークラブと一緒に河川の水質調査を行い、炭素繊維による水質浄化の指導とサンプル引き渡しを行いました。

当時は誰だかわからなかったのですが、ある議員夫婦が自腹を切って河川のゴミ拾い用のボートと人件費を拠出し、河川を昔の様に魚が住めて川遊びができるようにと活動をしていると聞いてました。そしてその場所で水質調査を小島先生らと行うことになりました。

炭素繊維の説明と引き渡しはそこの議員の秘書から、議員の自宅を提供するのでとのことで皆で出向きました。一通り説明と引き渡しを終え、食事をいただきお土産までいただいて何人かが記念写真をとったのがこの写真です。

現在大統領選を戦って、2位につけているビリヤール上院議員であったことを知りました。貧困街から1代でのし上がり成功した人間ですから、スキャンダルも嫉妬も多いと思います。現にそのスキャンダルで1位のベニグノ・アキノ上院議員から差を広げられています。そしてアキノ候補は上流階級の大地主です。











持論ですがフィリピンの貧困解消は農地解放にあると考えてます。地方の農業・漁業で生活が出来ないので、彼らは都市に流入しスラムを形成し犯罪や疾病に困窮しています。その貧困からの脱出をロータリークラブが支援をしているのです。
新興住宅の建設で大儲けし、金に糸目をつけずTVコマーシャルや選挙運動をしているビリヤール候補を上・中流階級からは疎ましく思われているのでしょう。悪く思えば、河川の清掃も選挙運動のためで、我々に場所の提供をしたのも金儲けのためだとも考えられます。しかし日本にも田中角栄が生まれたように、フィリピンでも2世議員や官僚議員ではなく、裸一貫でのし上がったバイタリティあり、貧困を甘受しなければならない人たちの代弁者としての大統領ならば国を変える力があると思います。