markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

教室寄贈

Manilaの町からSouth Highwayの高速道路で南下。St.Rosaを降りTagaytayの山頂で小休止を取り、後は山道を下りNasbugの町を通過。数年前中古自転車の寄贈せレモニーを行った町、何も変わっていない。エビの養殖所を左右に見て、海岸近くの丘をまた登り始める。


峠で我々を出迎える車が後部に垂れ幕を張って待っていてくれた。左眼下にBunta Fegoと言うリゾート地を見て丘を下る。最近メイン道路から取り付けられた細い道が、陸の孤島をつないでくれた。以前はこれらのリゾート地から船でしか入れない漁村であった。
地元パラニャーケサウスロータリークラブの仲間が、昨日から我々を歓待するための食事の準備をされていたそうだ。久しぶりの出会いに大騒ぎした後、美味しく昼食をいただく。シェル付きのカニの揚げ物やマンゴに舌鼓を打つ。その他ご飯に酸っぱいシニガンスープ・野菜の煮付け・豚肉の揚げ物・メロンに西瓜。



徒歩で5分ほどで小学校へ到着。以前は校舎もなく大きなマンゴの木の下で授業を行っていたそうだ。地元ロータリークラブのEdoパストガバナーの別荘がこの漁村にあり、国際ロータリーの副会長が当地を訪れ支援を始め、その後日本のロータリアンも個人で資金を出して教室を建設した。






このカラヨ小学校は生徒389名で教師15名で運営されている。そして沼田ロータリークラブの今年のWCS事業として教室建設の資金を寄贈した。まだ天井ができていない教室の引き渡し式を行い、子どもたちからダンスやバトントワラーそして鼓笛隊の歓迎を受けた。以前マニラ市内の女子拘置所を訪れた際、天井が無くそのままトタンの屋根で暑かったことを思い出した。
雨天の時でも授業が行えるし、空気が乾燥しているので日陰や教室内は涼しく感じる。読み書きでき、計算ができる基本を支援する識字率向上プログラムを世界のロータリーが推進している。
ここの子どもたちは都会の子と違って、カメラを向けると恥ずかしがる。都会の子はすぐにピースをしたりポーズを作るのだが。それだけ擦れていないのだろう。