markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

エンジン異常

搭乗する際、機長の写真と名前が掲示されており、思わず「西山機長よろしく」とつぶやいた。
「本日は定刻の出発にご協力いただきありがとうございます」とアナウンスがありランディングポジションまで移動した。飛び立ったら現地時間に時刻を合わせるつもりで腕時計を外しリューズに触れていたら、機長よりアナウンスがあり「左エンジンにエラーメッセージが点灯したので、ゲートに戻る」とのことであった。

ゲートで整備を始めたが5〜10分後に「修理に時間がかかることがわかり、機材を変える。出発は2時間遅れとなる」と再びアナウンスがある。こればっかりは誰も文句は言えずおとなしく機外へ。待っていたバスに乗り込み再度ターミナルビルへ。

奇遇にもハンドキャリーを生業としている近藤さんに出会う。今日マニラへ飛んで、明日の便で日本に戻るとのこと。JALだから機材交換で同日飛ぶことができるが、フィリピンエアーラインならば翌日となり、チケットが無駄になってしまうとのこと。近藤さんは昨年身体を壊し、このようなフライトができなくなったと聞いていたが、先月退院して今は無理をせず第1、3土日に飛んでいるとのこと。
このような人がいるおかげで、日本の新鮮な料理を現地で食べることができる。こういう仕事をしているので、マイルが溜まっており、いつもビジネスクラス。2時間遅れの飛行機に合わせ、ビジネスラウンジへ彼のビジターとして朝食を摂りに行く。

再びバスで飛行機へ戻る。
人間の本能は飛行の問題を見抜く力があるのか?飛び立つ前、初めて機長の顔写真をマジマジと見たことは偶然だったのだろうか?