JCの先輩である横山昇一しののめ信用金庫の理事長の話のメモ(2005年11月)が出てきたので記載する。
- 金融機関は何を売っているのか?
- 人を売る人材産業である。(安心感、人の言動が商品)
- 裏方でなくてはならない。情報とお客のお金の活用。ストックでありフローではない。
- この20年間は大変な時代であった。
1985年9月プラザ合意でドル高から円高へ(240円/$→180円/$)。そして輸出企業が総崩れとなる。
金融の自由化により、1989年のバブルで資産の高騰があり、1990年金融引き締めがあり資産価値の低下。
1989年東西ドイツの壁崩壊。ロシアの崩壊が共産主義から自由主義へ移行した。安い東の労働力が世界へ広がり、国境の垣根が低くなる。そして製造業のグローバル化が始まり、中国が世界の製造拠点となった。
国内製造業の空洞化により、安い中国産が入ってきた。そして物価を引き下げ、実質化資金の引き下げとなりデフレ経済が始まる。
- 製造業の歩んだ道。
日米貿易摩擦。1970年代繊維、鉄鋼、家電、1980年代は自動車、VTR、工作機械。しかし商品を高度化し山を乗り越えた。更に海外生産と国内の合理化を推し進めた。
オイルショック後、世界全体を視野に最適地域の確認が始まる。
1990年代以降右肩下がりの時代でも合理化、コストダウン、新製品開発を推し進め、2005年より結果が形になって表れてきた。2004年から05年は海外から仕事が戻ってきたことと、技術回復がありやや好況感がある。これら短期間で乗り越えてきた。
続く・・・・