markdadaoの日記

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炭の効用

日本の松が大量に枯れ、その原因が松くい虫のせいだとして農薬の空中散布を30年も続け、この松枯れ対策に1兆円もの税金が使われた。
それがまったくの嘘であり、2004年に農水省が効果無しと評価したそうです。しかも1950年にできた「松枯れ法」に途中で嘘がわかっても、国はこの法律を押し通して多くの生き物を殺してきた。
本当の原因は長い間中国大陸からの酸性雨や飛来する汚れ物質により、土壌の酸性化が進みpH3台のレベルまで低下し、土壌生物が生きられなくなったこと。もう一つは酸性雨のために土中のアルミニウムがリン酸と結びつき、リン酸アルミニウムという物質となり、植物にとって大事なリン酸不足となり樹木が実をつけることができなくなったことである。
そこでこの解決方法として、松が枝を伸ばした先端付近に深さ、幅10cmほどの穴を掘り、粉炭等を入れた土壌改良を宮下正次さんが発見したそうです。そしてpH3.8の土壌が炭撒き後にはpH6.4と理想的な土壌に改善されたそうです。

群馬県月夜野町出身で、元前橋営林局に勤務され、1987年に「森林(もり)の会」を設立され事務局長をされている。森林(やま)の会 - 宮下正次のブログ
炭は安全で副作用がなくミネラルの宝庫だそうで、小島先生の炭素繊維による水質浄化などで見直されています。
怖いのはこの溶解したアルミニウムが体内に取り込まれると、「アルミ骨症」や「アルミ脳症」となり骨をもろくしたり、アルツハイマーに罹りやすくなることです。