markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

那須の森芳久氏

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日本オーディオ協会の諮問委員でもある、森芳久氏の住む那須のロッジを訪れる。うちの技術顧問であるA氏は大学時代からの先輩後輩の間柄で、ソニーへの就職も森氏からの誘いが縁であったとのこと。

天気も良く、ちょうど桜が満開の中、道を外れ木立の中、自然と調和したロッジにたどり着く。この建物は7年間ほど時間をかけ、ご自分で作られたとのこと。

お昼時で、オーディオと同じぐらい好きだという手料理の野菜サラダとカレーをいただく。

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今回の訪問目的は、来月森氏がドイツのオーディオ・フェアーに、偶然うちのこれから取引をするであろうオーディオメーカーの社長に会う予定とのことで、メールや電話では語り尽くせないことを依頼することであった。

しかし初対面の森氏の考えや生き方に感銘し、時間の過ぎることを忘れる。しかし、窓から風花が舞い降りるのを見て、あわてて帰ることを告げることになった。

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森氏の交友関係は、アップルとデザイン契約をしたHartmut Esslingerとの交流や、Jazz SingerのLyn Stanleyがこのロッジへ泊まっていたことなどを話され、1曲だけと彼女の歌声を聴かせてもらった。下記シールはEsslingerの会社の社名であるカエルFrogdesign。

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東京芸大の非常勤講師などを務められた氏は、現在執筆活動などに勤しんでいる。その作業場でPCを前に写真を撮らせてもらう。

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氏がiPhone 6を所有しており、1階のフロアーがタイルのため落としたら割れると心配されていたので、うちのiPhon 6用フルカバーできる衝撃吸収プロテクターFaceCoverを贈ることとした。あわせてこのプロテクターの動画をお見せしたら喜んでいただいた。


BUFF FaceCover saves your day.

そして、訪欧帰国後、再度訪問させていただくことを約束する。今度は近所の温泉宿でも泊まりがけで、ソニー時代のことや海外の情報を聞かせてもらいたいな。

 

「暗黒日記」を読んで

 

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暗黒日記―1942‐1945 (岩波文庫)

暗黒日記―1942‐1945 (岩波文庫)

 

 

自由主義外交評論家(ジャーナリスト)の清沢洌氏による戦時中の日記を読む。昭和17年12月9日から20年5月5日の期間に書かれた日記の一部であり、著者は同年同月21日肺炎で亡くなられている。明治23年2月生まれですから55歳の生涯で、戦時中軍部への迎合もせず孤高なインテレクチャル。このような知識人による時代観察は貴重で、軍部に見つかればこのような日記は日の目にを浴びることもできず、本人も相当な危害を受けたでしょう。

悲惨な戦時中の「暗黒日記」から、”感じるもの”を以下に抜粋する。この日記を読むことで、今後戦争を回避する知恵を育みたい。

昭和18年11月3日

小汀夫妻、正ちゃんを戦争に出して、母親は毎日泣いているよし。「日本の母親と、米国の母親とが話し合ったら、戦争が早く片付きはせぬか」と言う。その通りである。

昭和18年12月1日

出征する人には必ず「お目出とう」と言わなければならない。また、戦死した人の遺族にも「お目出とう」というのだそうだ。佳田正一君の話に「二人の男子を戦争に出したが、お目出とうといわれると白々しい気がする」と。こうした感情と表現の不一致から、いろいろの問題が出てくるのだ。

昭和19年1月4日

大東亜戦争満州事変いらいの政情は、軍部と官僚の握手である。戦争を職業とするものと、一部しか見えない事務屋、しかも支配意識の旺盛な連中が、妥協苟合した結果、この事態をしでかしたのである。

昭和19年1月16日

日本がアメリカ飛行士を銃殺したことは、非常な反響を米国で引き起こした。ルーズベルトはこれを利用し、国債を募集した。その成績は遥かに予定額を突破したという。

昭和19年3月10日

世界において、かくのごとき幼稚愚昧な指導者が、国家の重大事に国家を率いたることありや。ぼくは毎日こうした嘆息を漏らすのを常とする。

日曜休日を3月5日から全廃した。学校も日曜も授業し得るよう法令を改正する。よけい時間をかけることが能率をあげることだと考えるのが、時代精神である。

昭和19年4月30日

日本がこの興亡の大戦争を始めるのに、幾人がこれを知り、指導し、考え、交渉に当たったろう。おそらく数十人を出まい。秘密主義、官僚主義、指導者原理というものが、いかに危険であるかが、これでもわかる。

昭和19年10月5日

ドイツの無条件降伏を前提とし、ドイツを3分し米、英、ソで占領する案が、欧州諮問委員会で決定した旨、ストックホルム電は伝う。

昭和19年10月16日

行列が街にえんえんとつづいている。新聞を買うためである。とくに今日ながいのは、12日夜半、13日薄暮、14日昼間、同薄暮の三日間にわたる戦果の詳報を知らんがためだ。街の人がいかに捷報に飢えているかがわかる。

昭和19年11月17日

日本を侵略者と呼んだスターリンの演説に対し、政府は新聞雑誌に一切の批評を許さない。外務省あたりでは、スターリンブルガリアに対するように、日本に宣戦布告をするかに考えているそうだ。それに脅えて何事も言わぬのである。

昭和19年12月17日

チャーチルが議会で、ソ連カーゾン線以東を与えることを発表。イタリア、ギリシャに英国のフリー・ハンドを与える代わりに、ソ連ポーランドを与うる取引だ。これで今回の戦争が世界に平和をもたらすものでないことが、いよいよ明らかになった。ふたたびパワー・ポリテックスへの幕が開いたのである。

昭和19年12月23日

外交調査会のようなものがあるほうが、外交について大きな失敗をしないために良い。外交は遅すぎるほうがよいので、早すぎるのが困る。また、外交は老人がいい。第一に気が長い。第二に総合的知識がある。第三に判断が常識的である。

 昭和20年2月2日

磯谷中将の話 一億玉砕というが、玉砕とはわれわれ軍人が言うことで、一億を玉砕させぬために軍人の玉砕が必要なのだと。

昭和20年2月20日

日本には憲法もなければ、法治国家でもない。ギャングの国である。警察でどんなことをされても仕方がないそうだ。正木君がそういうのである。正木君は死ぬつもりで戦っているという。さもあろう。

正木君は、また、東條前首相に対し、堂々と悪口ーーー正当な批評をしたおそらくは唯一の人であろう。

昭和20年4月3日

馬場恒吾氏も来る。暫く見ないうちに、いかにもおとろえが見える。馬場氏戦争は八月ごろすむだろうという。松本博士もそうした見通しであった。

3月27日、日曜日の日記

金曜日に東京から発送したゆうパックが長野へ誤配され、月曜日の配達との事。しかし同県の軽井沢郵便局なら、今日の午後2時には受取りが出来るとのこと。

それを理由に日曜日の軽井沢へ向かう事になった。昼過ぎの高速道路や軽井沢市内も順調であった。まずは、追分の蕎麦屋へ行き、待つことなく席に着けた。いつものザルと天ぷらを頼む。ツユは濃い口のため、半分ほどつけてすする。ここは信州のスキー帰りによく立ち寄り、かれこれ40年ほど年月が経つが味は変わらない。世代が変われど、秘伝のタレは受け継がれているのだろう。
そして、またいつものスーパーツルヤへ立ち寄る。シーズンでもないのに、ここはいつも賑わっている。品数と新鮮さに加え、商品の選定に差別化を図っているのか?自分のお目当は、濡れても破れない紙製の水切りである。台所のシンクにおいて、野菜クズなどを入れ、ほどほどになったら口をたたみ、シンクに押し付け水を切り燃えるゴミで出す。
中軽井沢を抜け旧軽の側道を上がり、油屋旅館から下って郵便局の駐車場へ入れる。ようやく小包を手に入れ、歩行者天国状態の旧軽道を地元の軽トラの後について抜け出す。車中の温度は上がり喉が渇いている。軽井沢駅近くの茜屋珈琲店で喉を潤す。ここも昔からやっており、一人で来る常連さんが多い。
高速を使わずバイパスを下る事とした。旧料金所を過ぎて、すぐ左手のガードレール辺りに、先月のスキー バスの事故現場にいくつもの献花を見る。順調に下りきったところに坂本宿がある。2年前の火災以降、ようやく新装開店した「峠の湯」へ立ち寄る。レイアウトは以前と同じだが明るくなった。他県ナンバーの子供連れも多く賑わっていた。
郵便局のEMSの事故頻度は、中国向けに多いが、日本国内でも誤配送が起こる事を体験した。しかし、嫌な事も考えかたを変えて行動すれば、今日のような充実した日曜日が送れる。逆に誤送された事がラッキーであったと思えるくらいだ。
 
 

4月1日からの電力自由化に因み、「まかり通る」を読んで

 

 

4月1日から電力自由化が始まる。電力といえば「電力の鬼・松永安左エ門」を連想し、約30年前に読んだ小島直記著の松永安左エ門を題材とした「まかり通る」を本棚から出してきた。

戦前国内にあった100数社の電力会社を傘下に組み入れ、戦後は政府とGHQを説き伏せ将来の国家を考え9電力体制を築き、適正価格(大幅な値上げ)を遂行し現在までの電力会社の基礎を築いた。

松永安左エ門の波乱万丈な生涯も印象に残るが、日本の高度成長期を支えるインフラの一つである電力の基盤を、命をかけ作ったことは感銘する。驚いたことは当時のエネルギーの元となる石炭から、石油燃料そして原子力まで想定し人材を育てていたことだ。

「山師は山で果てる」と言い、昔から得意な分野で足元をさらわれるという言い伝えがある。電気を作り電気を売っている「東京電力」が、津波で非常用発電機を水没させ、原子炉冷却の送水ができなくなり、メルトダウンし最悪の原発事故を発生させた。

資金力も人材にも恵まれたマンモス企業の官僚化の悪弊がでたのか、経営陣のおごりなのか、人命への危機回避への対策を怠った責任は大きい。

約50年前(高度成長期前)と比べ停電も少なく、電圧も海外と比べ安定した電力事情ではあるが、明後日からの電力自由化は、命をかけて日本の電力基盤を作った松永安左エ門はなんて思うのだろうか?

歴史に「もし」は無いのだが、非常用電源が高台に設置され、原子炉冷却のための電力供給に支障がなければ、おそらく日本は今頃安全な原子力発電としてそれが主流となり、世界に比して低価格な電気代を提供しているだろう。電気を多く使うアルミ精錬などは、電気代に敏感である。したがって、低価格の電気料は産業界にも大きく貢献したことであろう。

 

 

 

「ニュースカメラマン」を読んで

 

ニュースカメラマン―激動の昭和史を撮る (1977年)

ニュースカメラマン―激動の昭和史を撮る (1977年)

 

 

サブタイトル「激動の昭和史を撮る」の著者藤波氏は明治42年三重県に生まれ、ニュースカメラマンとして激動の昭和史の証言者の一人である。ニュースカメラマンという職業は歴史の直接の目撃者にもなりえる。したがって内容は誠にリアルである。

中国大陸での戦火、太平洋戦争の前夜と戦中の出来事。広島、長崎での原水爆の取材。最後に東京裁判の記録取材と貴重な体験録である。人には運不運があるが、著者の生きながらえた強運は、この「ニュースカメラマン」を著したことで、歴史の記録として大きな役割を果たしていると感じる。

最初は記録映画とその機器やスクープについてだが、その後中国大陸での戦争カメラマンとしてのリアルさゆえ、ページにのめり込んでゆく。

その後、太平洋戦争へ突入してゆく日本を市井の一人としても描かれている。また戦中の前線での出来事や、ボルネオでの従軍記もノンフィクションとしての重さがある。敗戦後の焦土と化した日本や原水爆の惨さを事実に基づいて綴っている。最後に東京裁判での清瀬弁護士の主張が圧巻である。

著者の最後のページの一節を以下に記す。

 「私は原爆映画製作者の一人として、また東京裁判の記録映画製作者の立場から、狂気と不合理がまかり通る戦争というものの現実の姿を真正面から見てきた。そこには文明も人類の叡智も影をひそめ、人間の業の深さのみを見る思いがあった。」

この本は是非、大正昭和の近代史を十分学ぶことができなかった、団塊の世代の人たちにも読んでいただきたい内容です。

 

 

技能実習生と不当労働について

 

markdadao.hatenablog.com

 約1年前の法案採決を受けて、予定通り技能実習制度を見直すようだ。まず全国13箇所に事務所を設置し、約150人の職員を擁する「外国人技能実習機構」という監督組織を設ける。

そして、受け入れ企業(現在約3万事業所)は同機構へ届け出を出し、監理団体は許可制にするとのこと。そして同機構は抜き打ち検査をし、不正行為を是正するそうだ。

約16万人いる技能実習生は建前として、日本で専門的な技術や知識を習得し、本国に戻り技術移転をし、相手国との関係を深めるとされている。しかし2013年の立ち入り調査では事業所の8割で違反行為があり、米国務省の年次報告書では実習生は強制労働に近い状態に置かれているとの指摘もあるとのこと。(出典:日本経済新聞1月13日号)

企業側は低賃金と人手不足解消が本音にあり、監理団体は全国を市場に人材派遣的な展開をしているところもあると聞く。したがって、監理団体の管理能力を確認すべきと思う。受け入れ企業に実習生を紹介し、その後のフォローもせず紹介料的な収入を上げる体質は是正すべきではなかろうか。次に受け入れ企業は国際貢献の機会ととらえ、外国人実習生の本国での文化と、日本特有の習慣等を相互に積極的に話す場を増やす事で民間外交が出来る。

私たちの組合では法律改正やJITCOの指導があるたびに、会員を招聘し説明会や会議を開催し、年に1度は希望者を募り現地視察をして国際貢献の意義を理解してもらっている。また、全会員企業へ毎月訪問し実習生や企業側とコミュニケーションやチェックを行っている。

iPhone6s/6用の衝撃吸収プロテクター[ FACECOVER ]が記事に

www.mdn.co.jp

先日のYoutubeにアップしたiPhone6s/6用の衝撃吸収プロテクター[ FACECOVER ]が記事となりました。掲載していただいたのは上記URLのエムディエヌ・デザイン・インタラクティブ様。

一般的なYoutubeによる商品紹介は数十秒ですが、これは5分以上であり、内容もストーリー化されており一般的ではありません。

しかし、一度観ていただくと、衝撃吸収のタフさが記憶に残ります。

来週3月21日深夜に発表されるiPhone SEもガラスのコーナーが丸ければ、このFACECOVERが必須と思われますが・・・・

iPhone SEは廉価版ではあるが、Appleの統括デザイナーのジョナサン・アイブは妥協しないデザイン(iPhone5のデッドコピーではない)を打ち出してくると期待してます。

 

 

アンプビルダーとの会話

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アメリカのKen FisherやGerald Weberはアンプビルダーの草分けとして有名であり、彼らの名前から検索すれば詳細は得られると思います。友人で真空管ギターアンプのビルダーでもあるA君は彼らを研究し、自分で製作するアンプの参考にしているようです。

そのA君との会話をまとめてみました。(写真は彼の初期の作品)

 

「Ken Fisherってどういう人なの?」

「元々Ampegのリペアーマンで1000台以上のアンプを修理したそうです。彼の作るアンプのキャビネットは高級家具を思わせるウッド製です。そしてワット(W)あたり世界最高の価格と言われています。しかし惜しくも61歳で亡くなられています。」

「何か逸話はありますか?」

「MarshallはFenderのBassmanを目指してアンプを作っていたが、間違って良いものを作ってしまった、と言ってますね」

「次にGerald Weberという人は?」

ツイードタイプのアンプが有名でKENDRICというブランド名のアンプを作るブティクメーカーのハシリの人で、Ken Fisherとは友達です」

「先ほど話が出たMarshallについて教えて下さい?」

「Marshallは元々箱屋さんですから、キャビネットは良いです。本人はドラマーで息子がサックスプレーヤーで『マーシャル・ショップ』を開いていた。そして息子の友達たちが出入りをしており、彼らは金が無いのでFenderなど買えず、安いものを要求していた。あるベースマンが12インチのスピーカー4本のキャビネットを注文した。ヘッドは真空管6L6を2本のLEAKというオーディオアンプでした。そしてJTM45を作ったが、実際は背伸びをしており45Wはなく実力は35Wでした。25Wの自己バイアスで、ベース音を出すためクローズドバックの箱を作った。ちなみにJTMのJは本人のファーストネームであるJimで、Tは息子のTerryの頭文字であろう。」

「アンプはどこのメーカーがいいでしょうか?」

「価格順ではFender, VOX, Marshallだが、箱はMarshallが一番いい」

「出力について?」

「昔は出力競争もなく、控えめなワット数を表示していた。MarshallはB電源の電圧を上げ、出力トランスは8KΩを3.5KΩとし、出力管にはEL34を2本使い50Wモデルとした。100Wは基本回路は変えず、出力管はEL34を4本使っている。」

「出力を上げる方法は?」

「まずスピーカーの効率の良いものを選ぶ。3デシベルも違うと音は倍にも感じる。そして電源トランスの2次電圧、出力トランスの一次インピーダンス真空管そしてバイアス調整をする。」

「高級アンプにはマスターボリュームがついているが?」

「このマスターボリュームを付けてから真空管アンプの良さが無くなったと言える。しかしこのマスターボリュームは、ギタープレーヤーがMarshallを代表する爆音を、小さくまとめることを希望したため生まれたのであろう。理屈ではマスターボリュームを絞ってゲインを上げることで、ヘビメタの歪みを想定しているのだが上手く行かない。自分はKen Fisher方式でフルテンでノーマルの音を出すようにしているのだが、解決策は今の所無い。これは永遠のテーマかもしれない。要はパワーアンプそのものの歪みが出ないことで、対策としてアッテネーターを入れると音が変わってしまう。」

 

 

アンプビルダーの世界は奥が深く、その分悩みもあるのだろう。

ブティックメーカーが昔の良い音を求めるため、当時のパーツを選んでいるようだが、真空管アンプも電気製品。使用していれば発熱で酸化が進むし、時間が経てば絶縁材も劣化する。安全面で大事なのは商用電源が入る所の電源トランスなど。これは時間と共に絶縁が炭素化するので古いものは危険である。特に60〜70年代は銅線の皮膜も不均一で、薄い部分からレアーショートを起こす。まして現代のような良い絶縁材もないので、紙をワニス含浸し絶縁階級を上げ(80℃を105℃へ耐熱を上げる)使用していた。しかし伝説的には紙巻きのトランスが良い、との評判だ。紙巻きで一層一層手で巻いてゆくと音が良くなるのは、銅線を巻くテンションに原因がある。

音が入ると電流が流れ、トランスのコイルが一瞬膨らむ。それは耳ではコンプレッサーの感じで聞こえる。だからうちでは、真空管アンプ用のトランスは全て、ベテランが手巻きでテンションをコントロールして巻いている。紙の絶縁材の代用として、ノーメックスやポリエステルフィルムで絶縁寿命を延ばしている。しかしお客様の要望では、クラフト紙やプレスボード紙、そして現在手に入らないコンデンサーペーパーなどの紙絶縁を使うこともある。この要望の主旨は、紙の特性を利用した静電容量対策である。

トランス事業 - 変圧器・トランス・フィルムのアテネ電機

 

アプリは何を使っているの?

「お粗末な業務プロセスの効率性を高める道具としてコンピューターがある」とビル・ゲーツ著書「思考スピードの経営」で言っており、最近のスマホは立派なパソコンであり、日常生活を快適にするツールとしては有り余る能力がある。

そのツールとなるアプリ等は無数にあるのだが、何をチョイスしているかによって、そのスマホ所有者の個性が出てくると思う。ちなみに現在の自分のアプリ等を時系列に書き連ねてみた。

 

 

「Sleep Meister」でアラーム設定時間中、浅い眠りの間にブザーが鳴って起床を促す。寝ぼけ眼の時は映像の「ニュース」アプリで音声を聞く。そして「天気」アプリから今日の温度を確認し、気温に適した服を選ぶ。

早朝散歩では「ネットラジオ」でニュースや論説を聞く。そして歩数などは「MOVES」でデーターを残す。

朝食時「メール」やSNSの「LINE」「メッセージ」「Viber」をチェックする。出勤前に「Withings」で自動血圧測定をし、昨晩の体重計測数値を打ち込む。これは記憶力のトレーニングになる。

出勤すると「カレンダー」「Todoist」「Expires」で予定を確認する。パスワード等は「Keeper」で、機密でないものは「メモ」で確認する。

会社では固定電話を使わず「かけ放題プラン」のスマホで業務電話する。海外へは無料通話アプリの「Skype」「LINE」「Viber」「Tango」などを利用する。

海外とのメールの翻訳では「Excite翻訳」を利用する。このメリットは再翻訳機能があり、通じる文章へ修正を繰り返すことができる。

不良品や工程の記録では「カメラ」の写真やビデオを利用する。「写真」のアルバムから必要な写真を添付ファイルで送付する。または「PS Mobile」で写真を印刷する。仕事の情報発信の一つとして「Facebook」を活用

出張時の車では「マップ」「駐車場」「渋滞ナビ」「カーナビ」を、電車では「Y!乗り換え案内」「全国タクシー」「運賃検索」を利用する。

会議や講演会では「ボイスメモ」を、その他「懐中電灯」「タイマー」「計算機」「Qrafter」「じしょ君」「Converter」を利用。

個人の出金管理はシンプルな「おこづかい帳」。買い物は「Amazon」「ヤフオク!」無印の「pasport」「UNIQLO」「ヤマダ電機」などを利用。

趣味の音楽では「MixerBox 3」で分野ごとに区分けしておく。「radico.jp」「デンモクmini」「洋楽ヒット曲」「SoundHound」「AmazonMusic」で楽しむ。

情報収集はYahoo「ニュース」の”テーマ”にキーワードをセットしておく。「RAKUNEW」も参考になる。地元の事件は「とみおかインフォメール」を利用する。

 

 

たまにアプリを整理整頓し、使用頻度の少ないものは削除し、「App Store」で必要なものを入手する。ルーチンワークの仕事を短縮し、余った時間、音楽を楽しみ「はてなブログ」で頭の整理をしている。

最近PCを片手で打つ大学生が増えているとのこと。スマホ一辺倒で、PCのブラインドタイプが出来なくなっているようだ。持論だが、スマホはあくまでもツールであり、仕事や勉強はPCが良いと思う。会社ではwindows、自宅ではmacを使っているのだが、最近ではほとんど違和感が無い。

他の人のアプリの使用状況を知りたいね。気の利いたものを使っていれば利用したい。このようなアドバイスができる「アプリのコンシェルジェ」はいないものか?

 

 

 

BuffのFaceCoverは46時中あなたのiPhone6を守る


BUFF FaceCover saves your day.

iPhone 6そして最近はiPhone 6sを使っているのだが、片手で操作をする際、たまに落とす事がある。しかし、スマホを全て覆う衝撃吸収フィルムで作られたケースを使っているため、一度も割れたり、傷ついた事がない。

この良さをみんなに知ってもらいたいと思うのだが、どうしても写真だけでは理解してもらえない。そこで、もう少しリアルに感じてもらいたいと動画を作成した。朝起きてから寝るまでの、スマホの様々なシチュエーションにおける、少しデフォルメされた衝撃事故をストーリ化した映像が完成した。

この映像は、監督、カメラマンなど何人かの人たちが、早朝から夜遅くまで寒い中、まる2日間かけてロケをした。そして編集も何度かの手直しをされた。監督は、言葉やテロップは極力減らし、映像による訴えを狙ったようである。

このような動画は1分程度のものが多いが、これは6分とちょっと長めだ。7つの場面と、取り付け方法において、たった1台のiPhone 6sで撮影できた。そして、何回もの撮り直しを行ったが、ガラスが割れなかったことは、別な意味で厳しい耐久テストに合格したとも言える。

そして、今も自分のスマホとして使用している。

 

www.atenecorp.com