うちで作る真空管ギターアンプ用出力トランスは、チャンプ用の5Wクラスから30,50、100Wクラスであった。
今回、Fenderシリーズを得意とするあるアンプビルダーの要請で、ベースアンプ用の200W級の出力トランスを作る事になった。
従来の延長線上にある設計で制作し、出来上がったトランスを実装したのだが、うまく行かなかった。ユーザーの要望も取り入れ、再度設計をしなおした出力トランスを制作した。そして実装した出来具合をビルダーに質問をし、その結果は以下の通りです。
製作した私が言うのも何なんですが、非常にいい感じの出音だと思います。
低音の伸びが凄くいい感じでピークパワーは大体150W位だと思います。
まだまだ余裕で、 パワートランスをもう少し見直したら200W位は行けるのではないでしょうか。
ボトムをAMPEGの10”8発で鳴らすとそれはすごいことで、地を這うような低音がお腹に響き私はすごく気に入っています。
ベースアンプのトランスとしては最初の印象ではいい感じです。
このような評価を受けると、やりがいを感じます。大げさかもしれませんが、世界でもトップクラスの真空管ギターアンプ用の出力トランスを目指したいと思います。