ロータリークラブでは社会奉仕という事業で、主にそのクラブのある町の人々の幸せを高める活動があります。
うちのクラブでも複数の社会奉仕事業案があり、理事会で議決して実践するのですが、その事業選択の理由を理事達から問われ、返事に窮しているとある役員が相談に来られました。
僕は理事会の許可を得て、しばらくの間出席免除のため、現在の状況が良くわかりませんが、即座にひらめくものがありました。
僕が世界社会奉仕活動を行っていた時、そのフィリピンの現場で「何故僕はここにいて、奉仕活動をしているのだろう」と考えた事がありあます。
世界ではさまざまな理由で困窮している人たちが多くいて、自分はこの国のこの一部の人たちしか助ける事が出来ない。ジレンマはあったが、「この一部の人たちの助けにはなっている」と彼らの笑顔から納得する事が出来ました。
世界中で一人が他の一人の役に立つ事をすれば、助かる人が半分と、助ける事で気分が良くなる人が半分できる。だから、幸せ作りを伝播する為に、自分たちの活動を知らしめることも社会奉仕の活動の一部であると。
その一部の人たちと私たちは世の中の巡り合わせであり、このご縁を大切に奉仕活動を実践すれば良いとの結論に至った。
従って事業選択の理由は「ご縁があったから」と答えました。