大西良慶和尚の法話から「子煩悩」について書き留める。
煩悩とは、その7割が「自分可愛い」であとの3割が可愛い自分を捨てる、という心がある。「喰うものも喰わんで子供の学費を払う」等のお父さんの自分を犠牲にする心や、「他所の子にあって、うちの子にないのは気が引けるやろう、肩身がせまいやろう」と思うお母さんの子に対する愛情。
だから煩悩と言っても悪い事が煩悩ではない。苦労するのが煩悩なん。「子が可愛い」というのが煩悩なの。それで「子煩悩」という。
「小さいから見えへん」と言って子供を肩車して、そういう重たい事をして、喜んで帰っていく。何も悪い事少しもない。可愛いので、しているのである。
清浄な心は神さんと同じ事なん。