markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

カキ養殖実験の中間調査 (小島先生)

NHKニュースおよび岩手日報で小島先生の行っている牡蠣の養殖実験が紹介されています。この研究は岩手県山田町でJSTの復興促進プログラムで実施しているそうです。

カキの養殖が盛んな山田町で養殖業者の復興を支援しようと去年の秋に始められたカキの成長を促す実験の初めての中間調査が21日行われました。
この実験は、群馬工業高等専門学校の小島昭特命教授らのグループが去年11月から行っているものです。

実験では山田町の港に設置されている養殖用のいかだから海水に入れると、カキの餌となる植物プランクトンを増やす効果があるとされている鉄材と炭素を沈め、カキの成長にどのような効果が出るか検証することにしています。
21日には2か月前に取り付けた鉄材などを引き上げて重さを測定し海水中で炭素とした反応した鉄材が順調に溶け出しているか確認したほか、海水を採取して水質の変化を調べました。
研究グループでは、ことし4月からこの鉄材と炭素を取りつけたいかだで実際にカキを養殖し、成長が促進されるか確かめるということで、最終的には、養殖の期間を3年から2年に短縮する道筋をつけたいとしています。
研究メンバーの山田晋さんは「この技術を使って少しでも早く被災した海が昔のようになり若者に希望ややる気を与えたい」と話していました。
山田町では、約4000台あった養殖用のいかだが東日本大震災津波で全て流され現在、復旧は半数程度にとどまっています。