markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

フィリピンライブハウスの様子


フィリピンの楽しみの一つは、安くて楽しいライブを毎日観ることが出来ることだ。
Dusit Thani Hotelの半地下にあるBistro RJでは毎週金曜日に当人のRJがノンストップオールディーズをやっており、ステージ前では多くの人たちがダンスを。それを取り囲む多数のテーブルには音楽を楽しむ観客がいる。今回は夜の到着で、店を覗いたが、眠さに負け明日にした。翌日の出演者はギター・ベース・キーボード・ドラムと3人の女性ボーカル。しかしお客はバンドの身内らしきグループと、年輩の4,5人のグループのみ。踊るわけでもなく盛り上がりに欠ける。前回の雪辱をとiPhoneに歌詞を出して生オケに参加する。The EaglesのI can't tell you whyを歌う。キーボードの人が良く知っているので一緒に歌うが、途中歌詞のスクロールをしたらどこを歌っているか分からなくなり、今回も敗北をきする。
Makatiにはアメリカ人に有名なHard Rock Cafeがある。覗いてみると、ギター2本とベースにドラムで女性ボーカルが一人。ライトが当たると、その女性ボーカルはマニラの街で その2 - markdadaoの日記のBistro RJで迫力たっぷりのOh Darlingを歌っていた子であった。しかしほとんど知らない曲ばかりだったので、店を移ることにした。

新しく出来たショップ街のGreen Beltの一階を見て回ると、リズムが強いラテンのライブ店があった。観賞すると言うよりは踊りが主体で敬遠する。次に屋外でアコスティクの3人のバンドを見るがBGMには良いがいまいち。そしてSpicy Angel'sというライブハウスに入ると、ここはハウスバンドが演奏中。山下達郎のようなロングヘアーの男性ボーカルと厚化粧の女性ボーカル、そこそこのテクのあるギターと、ファンの多いベースに大男のパワードラムと筋肉マンのキーボードのバンドである。
Eaglesのコーラスなんかも簡単にこなし、ホイットニーヒューストン張りの女性ボーカルに圧倒される。洋服のセンスも垢ぬけているし、全員顔も悪くない。Side Aしかり一流プレイヤーは音楽も、雰囲気もレベルが違う。

次の日はネットで調べてあった、19Eastへ行く。Makatiからサウスハイウエーで一つ先の出口から数分のところにあった。この日はThe EggmanというBeatlesコピーバンドで楽しみであった。ここはドレスコードがあり、本格的なライブハウスと言う事ではあったが、何と客は1組しかいなかった。そのうち2組の家族連れが入ってきた。しかし10時から演奏開始と言うのに一向に始まらない。理由を聞くと「メンバーが一人こちらに向かっているのだが遅れている」とのこと。諦めて帰ろうと思った矢先きにギターケースをかかえた男が入ってきた。
アコスティックギターのボーカルがいきなりStrawberry fields foreverを歌い始め、まるで女性の様な高い、またソフトな声で驚いた。ベースがハモる。このベースはFreestyleのレギュラーメンバー。違うバンドの仕事で遅れてきたギターのテクニックは素晴らしく飽きない。Beatlesの曲だがアドリブを利かし、途中からレゲーになったり、Jazzのフォーバスでアドリブをしたりステージは楽しそうである。リクエストを問われたので、I willをお願いした。このリードボーカルはほとんどJohn Lennonのリード曲を歌っていたので、このリクエストは良かった。1部が終わったらすでに12時になっていたので、2部はドラムの人がPaulの歌を歌うらしかったが帰ることにした。このような辺鄙なところはタクシーが取れないと思い、待たせてあったので助かった。4時間チャーターで2,000円弱は安かった。それよりライブ代金は500円と更に安い。受付の人に聞くと、Side AやFreestyleの時は満席になるそうだ。次の機会を楽しみにする。