markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

ロータリアンの服装

例会では品位ある服装で参加するとされており、入会当初はバッジをつけたスーツにネクタイが励行されていました。しかし時が経ち、節電を目的にクールビスと称しノーネクタイが一般化されてきました。

しかし前回の例会場のエアーコンディションが28℃以下に設定されており、ネクタイをしない自分は肌寒さを感じました。帰り際、ホテルの担当者に「電気代節約にもなるのだから次回は28℃に温度を上げてください」と本末転倒のお願いをする始末。
私はメーカーなので、作業着姿で出席をしようと思いましたが勇気が無く、用意しておいた白いワイシャツに着替えて出席をしました。しかし友人のA君はワイシャツにジーンズで例会参加したところ、注意を受けてしまいました。ちょうどお坊さんの会員は袈裟姿でしたが、これは問題にもなりませんでした。そこでA君の気持ちを代弁し、注意された方に「彼は業務上汚れることもあるので、ズボンまでは着替えることができず、ジーンズを許可してもらえないか?」とお願いした。「それを許せば、整備工場を営む会員が汚れたツナギで参加されたら困る」とのこと。
ロータリークラブは公平であり、職業に貴賎等ない!」という言葉を飲み込み、「戦略計画で服装の件も全員で議論しよう。そして自分達のクラブのルールを皆で決めよう」と伝えました。

ロータリーの目的や使命を遂行するのに、形から入るのが日本の伝統のようです。若い時に茶道をやり、その手順を覚えることが出来ず作業工程表を作ったら、先生から「茶道は身体で覚えながらその精神に近づくものだ」と諭されました。
ロータリークラブのプライドはその服装ではなく、自ら奉仕を実践する集団であり、当初はロータリーの精神に賛同された会員の多くが、地域では名士であり人格者であったのではないだろうか?現在その形を踏襲しようとしている会員の価値観も認めなければならない。しかし違う価値観を持っている会員やこれから入会しようとする、特に若い新会員への対応も考えなければならない。うちの客先の一つで日本のトップクラスのIT会社の社員の中で、「スーパークールビズ」と称してTシャツに短パン姿で打ち合わせをされた方がいる。