千代田テクノルの細田社長さんから誘われて、自社のホールで行われる「宝船」のコンサートへ出向いた。宝船とは女性ＪＡＺＺアカペラとのこと。女性ジャズコーラスならば、日本ではスリーグレーセス、海外ではThe Andrews Sistersをイメージしてしまうのは世代の違いでしょうか。この女性コーラスグループはベースボーカルとボイスパーカッションがメンバーとして残り4人のコーラスをサポートしてました。
男性コーラスならばボイスパーカッションやベースには違和感が無いのですが。男性コーラスでもファラセットでアルトを出す、男性パートのいるフォーシーズンズやビーチボーイズがあるので、女声コーラスでもベースボーカルはあってもおかしくないのかな。むしろ宝船にこのベースボーカルがいることでで厚みが出ていた。このベースボーカルはウッドベースのラインを的確に発声するので驚いた。リードボーカルはソプラノが取っていたが、耳が遠くなったせいかアルトのリードの方が歌詞が聞きやすい。またこのアルトの英語の発音が日本人離れしていて、曲が引き立つ。個人的趣味としてはオープンハーモニーとドゥーワップが好きなのだが、女声コーラスでは難しいと思っていたボイスパーカッションが良かった。どこかの大きな大会でも金賞を取ったほどのテクニックだそうだ。最初はどこにスネァがあるのかと思った程だ。そしてボイスパーカッションとフォーバスをやるのも受けた。
最後の曲はマイクを使わず「ダニーボーイ」を謳ったのだが、ちゃんとベースボーカルもボイスパーカッションもバランス良く聞くことが出来た。これぞプロの力量と思う。残念なことは今夏には「宝船」が解散するとのこと。
細田社長は自社ビルのホールで、近隣の方などを招きチャリティーコンサートとして毎月行っている。地域貢献、文化貢献として今回は182回を迎えたが、このように継続した奉仕事業はなかなかやれるものではない。主旨は次に書かれているのでご確認ください千代田チャリティコンサートとは？。
