markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

移民について

韓国の両替商の隣に北欧向け旅行代理店があった。青い目の事務員さんがハングル語で話をしていたので友人に聞いてみたら、旦那さんが韓国人でロシアからやってきたとのこと。
韓国ではハングル語が話せる朝鮮族の中国人がいる。昼食を摂ったお店で、こちらが話をしているのに傍で携帯電話で大声でしゃべっているまかないのおばさんがいた。韓国の友人は苦虫をかみしめ、「サービス業なのにあのような態度を取っているので困ったもんだ」という。店を出る時、韓国人の店主がお愛想をいう。「これが普通の応対だ」と言う。
良く聞いてみると、まったくハングル語が話せない多くの中国人が、不法入国して労働移民しているようである。北朝鮮人も親戚を頼りに相当数ソウルにもいるようである。
日本でもリーガルに入国している日系フィリピン人や日系ブラジル人がいる。そのほか不法入国している外国人も多くいる。以前仕事で入国管理事務所へ行くと、担当者らが彼らに詰問をしている様子を見ることがある。最近の事情は知らないが、日本の法律に抵触をしているかもしれないのだが、見るに忍びない。東京の立川入管では担当者が外国人に丁寧に対応をしていたので、安堵したこともあるが、どうしても地方では厳しい。

一攫千金をもくろみ海外へ渡航する人もいただろうが、多くは家族の生活を確保することが目的のようだ。日本の歴史でも明治・大正期は「からゆきさん」の存在もあった。これらは国の力が無いから、このような現象を生じさせる。パスポートの表紙の裏面に「日本国民である本旅券の所持者を通路故障なく旅行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるように、関係の所管に要請する。」として外務大臣の印が押してある。「要請」との訳はrequestである。「お願い」と言っている国に、力が無ければ我々国民はどうなるのだろう。

江戸時代ではお国の経済を活性化させ、治安を確保し、対外的な力を蓄えている藩主を名君と讃えられた。現在は、経産省の大臣や所轄官僚が日本の経済を活性化させる。同時に財務省が国の資金バランスを整え、外務省がしたたかな外交交渉を確保をされているのだろう。
どこの国民も家族や故郷から離れて、生活をしなければならないことに喜びを感じ得るだろうか?