昨日、民主党から新リーダー(党首)が生まれた。400人弱の民主党国会議員の中から首相が生まれるのだから、ちょっと乱暴な気もする。むしろ永田町の村社会の中だけで首長を決めるのだから、とっかえひっかえも簡単なのかとも思う。
昔、中曽根康弘が国民直接選挙による首相公選を唱えていたのだが、最近は誰もこれを話題としない。国会議員選挙で候補者に「あなたは誰を党首として選びますか?」と聞くわけにもゆかず、また状況により今日の味方は明日の敵になる政界で誰と決めるわけにもいかないだろう。
トップになるためには手練手管も必要かもしれないが、ひとたびトップになれば国家国民の幸せや世界平和と言う高邁な観点から物事を判断してほしい。
私達有権者が心しなければならないことは、安岡正篤著の「運命を創る」に以下のことが書かれていたので参考になれば。
これからの民主主義というものは、大衆の中からいかにエリート、すなわち英雄、このエリートを出して、これをいかに懸命に組織するか、これを有能に活用するかということ。