次回の国政選挙では自民党有利と伝えられており、今日の自民党総裁選での新総裁は次代の総理大臣候補者となる可能性があるので関心があった。現職の野田総理を否定するわけではないが、今の民主党は選挙公約を反故にしたことで信頼に欠ける。
下馬評通り地方票では石破茂が300票中165票(55%)を確保しトップとなり、2位が安倍晋三が87票(29%)で3位が石原伸晃で38票(13%)の結果であった。国会議員票は石破が198票中34票(17%)、安倍が54票(27%)、石原が58票(29%)であった。過半数の票に到達できず、国会議員による決選投票で安倍108票、石破89票で安倍が新総裁となった。
地方票の反映が出来ない決選投票では安倍に54票、石破に55票それぞれ3位以下の票がイーブンにそれぞれに流れたことになった。従って国会議員だけでの選挙ならば石原が、地方票だけならば石破という保守対革新の構図のように見受けられた。
地方票は前回の選挙で民主党に与党を奪還された苦汁の反省から、自民党は変わらなければという意識が55%と言う結果を出したのだろう。国会村に住む議員は冒険が出来ず、安倍に落ちついたのだろう。見事に54,5票が分散されたのがそれを物語る。
内閣総理大臣は今の野田で62代だが、10人が複数総理をやっているのでそんなに2回は珍しいことではない。総理の経験を生かして日本を何とかして欲しいと市井の一人として願うものである。