橋本徹代表率いる日本維新の会のテーゼである維新八策を勝手に考えてみる。
1.統治機構の作り直し
「首相公選制」:国会議員による多数派の与党党首が首相指名を受ける現在の首班指名選挙は、指名される首相は国民ではなくお互いの国会議員の政治バランスに関心を持たなければならない仕組みとなっている。国民が自分達の国家の代表を選ぶのに、国会議員を通じてでは国民に目を向けさせることは出来ない。公選による首相指名であって欲しい。
「消費税の地方税化で国と地方の財政を分離」:消費税増税について - markdadaoの日記に記載した考え方がある。
「国の役割を絞り込み、道州制が最終形」:小さな政府で役割分担すべきだと考えている。
2.財政・行政・政治改革
「衆議院議員を240人に半減、政党交付金を3割削減」:世襲制のように議員として慣れている人ではなく、能力ある人に国家経営を任せたい。
3.公務員制度の改革
「強固な身分保障の廃止、総人件費の削減」:民間企業の経費削減の努力を見習うべし。
「地方公務員制度も抜本的改革」:霞が関だけではなく地方公務員も対象にしなければ、改革の結果が出ない。
4.教育改革
「基礎学力を底上げしグローバル人材を育成」:海外留学を嫌がる多くの若者がいる国の将来はおぼつかない。
「教育委員会制度の廃止、首長に権限と責任」:子供達に目を向けず、保身に関心があることは困ったことだ。
5.社会保障制度改革
「年金は積立方式に」:当たり前のことを、当時の社会保険庁は人口ピラミッドの変化を予測せず、使うだけ使ってしまった愚を犯した信じられない行政であった。
「現物支給中心の最低生活保障制度」:一生懸命働いている人たちより、働かず生活保護を受けたほうが所得が多い。その是正の為最低賃金を値上げし、どんどん職場を失わせている愚かな負のスパイラルの政策を止めなければならない。
6.経済政策・雇用政策・税制
「TPP参加、産業淘汰を真正面から受け止める産業構造の転換」:世界のトレンドは関税撤廃と自由貿易である。自由経済を邪魔する行政が、産業を駄目にしたり、その制度の影で権利を行使する貿易関連業者が経済の発展を阻止させている。隣の国から輸入するのに費用がかかって、1週間も時間がかかるのは異常である。
「成長、投資、消費を促す税制」:贅沢や罰則が目的の税制から、発展を促進させる税制への発想転換。国税局に競争原理を持たせるために、NPOの足かせを外すべき。
7.外交・貿易
「日米同盟が基軸」:戦後の復興を助けてくれたパートナーという観念を。
「国連PKO等への参加を強化」:当たり前の国に成長し、国際間での発言力を持つことが外交の一歩。
8.憲法改正
「9条改正で国民投票」:その時代に生きる人たちの為に、憲法を合わせるという発想。
実現の可否はわからないが、このような考えをもっている人たちならば共感できる。