markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

今時の小学生

小学6年生を担任する先生に今の小学生の話を聞いた。
「君の夢は?」の質問に「何もありません」。「何故?」、「欲しいものは何でももらえます」。唖然となる。
「どこの国に行きたいか?」の質問に「日本です」。「何故なの?」、「お金が無いから日本でいいです」。悲しくなる。
これは何かがおかしい。こんな状態では将来の日本が大変だと思うのは、私だけではないだろう。欲望が無いのか、小利口なのか?更には感情をコントロールできない子や、想像を超えた行動をする子供たちもいるようだ。
最近世界における順位で日本の子供たちの学力が回復してきた、と新聞では報道されている。これはゆとり教育からの反動と、その対策の結果だそうだ。
教育は100年の計で取り組むと言われている。近未来の社会・経済を推察するとIT教育は欠かせない。そしてで電子教科書が一般化するだろう。先生曰く、定規を押さえて線が引けない子供たちが生まれるので、筆記するノートは残すだろう。発育盛りの子供たちの指先は、使わせないと駄目になるそうだ。漢字を読むことはできるが、書くことが出来なくなっている。パソコンなどの影響で筆記する機会がなくなっているから。
私の子供が小さい時、仕事とJCに時間を費やし、彼らへ十分に時間を取ってあげられなかった。その頃、発展途上国を歩き、そこの子供たちのハングリー精神を見るにあたり、日本の子供が負けてしまうという危機感をもった。そこで二人の子供たちへ海外での生活体験(留学)を薦め、彼らは語学と独立心を養う機会を得た。
昨今、親から独立せず、いつまでも自宅から会社などへ通う子供たちがいるそうだが。動物も人間も子供の独立心をもたせることが、親の大きな役割の一つではないか。親はいつまでも生きていられない。