ホテルや神社仏閣が片手間に行っていた従来の形式から、結婚式と披露宴で新郎新婦の一世一代のステージを演出する新しいビジネスが台頭している。
高崎市内にある式場を訪れ、支配人の話ではこの企業はすでに東証1部の上場が確定したそうだ。この新しいサービス産業を支える若い世代のスタッフ達が飛び交う中、我々年寄りは圧倒されるばかり。
人生で1日だけのヒーローとヒロインのための会場は、シンプルな配色と明るい日差しで一杯であった。
知人・友人から祝福される、その日のために資金と時間を投入する2人を見ていると価値観の相違を感じる。私たちはお金がなかったので、家人は手作りのドレスで、私はバンド仲間と演奏をした披露宴であった。
それぞれの幸せは違えども、一回だけの人生悔いなく送れることを願う。
