markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

中古タイヤの行方


20数年前、国際貿易促進委員会の顧問をやっている頃、天津港へ中古タイヤを満載した船が到着したが、「中古タイヤは廃棄物」という判断で中国は陸揚げさせなかった。当時は今以上に物が不足しており、現場では再生用の中古タイヤを待っていたのだが。
フィリピンへ中古自転車の寄贈を行っておりますが、中古自転車ですから中古タイヤがついているのは当たり前ですが、通関では中古タイヤの入荷は許可しないとのこと。理に合わない事を平気で法律を盾に言ってきます。
今の中国は産業が内陸も発展をしており、トラックのタイヤ需要は更に増えている。特に田舎の舗装路が無いところでは、今はやりの扁平タイヤではなく昔の高さがあるタイヤが望まれている。そこで価格の安い再生中古タイヤが人気だそうです。しかし法律では中古タイヤを入れることが出来ないので、どうやって入れているのか噂を耳にしました。
例えば日本の中古タイヤをアジア内の第3国へ輸出します。そこへ中国のタイヤ屋さんが買い付けに来る。アジアは華僑の人が多いので、船でやりくりして持ち込んでいるようです。しかも、日本では中古タイヤは産業廃棄物で業者が費用をもらうため、かなり廉価で輸出されているようです。