markdadaoの日記

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「出家の覚悟」から

3連休が始まる。今朝、中途であった友人の本田さんからお借りした「出家の覚悟」の残りを読む。アルボムッレ・スマナサーラ老師と南直哉氏との対談である。
スマナサーラ老師がハッとなることを言ってます。

親子心中には、親の大きな誤解があります。それは、「子供は自分のものだ」と思っているということです。
けれども、子供はいったん産んだら人類の財産であり、社会のものであって、自分が育てて、社会に帰してしまえばいいのです。

私たちがロータリークラブで、フィリピンで見聞した「孤児院の子供たち」に対する奉仕の意味がこの言葉で腑に落ちました。

就労の場がないのか所得が得られず、その結果親たちから捨てられた子供たちがストリートチルドレン等になる。それを世話焼くボランティアの人たちの行為が、頭では理解できるのですが、心では釈然としないものが残っておりました。
この国では不思議な事に親子心中を私は聞いたことがありません。そのかわり捨て子については良く聞きます。
親が育てないのだから、人類の財産である子供たちを私たちが育てているのだということを。