markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

風が吹けば桶屋が儲かる

今日から、多重債務者問題の解決のために「貸金業法の改正」が行われる。
今後、年収の3分の1以下の貸出総量規制や、所得のない専業主婦などは配偶者の同意書が無いと借入することが出来なくなる。
エステ業界等では、会員である主婦等からクーポン券などの名目で集めた資金で高価なエステ機器を購入し、それをセールスポイントとして更に会員を拡大する手法をとってきたそうだ。主婦はそのクーポン券でエステへ通い、脱毛やシミ、小じわを取っているそうだ。
新規借り入れ者700万人と推定される中、高いクーポン券を消費者金融やカード・信販等から借りて購入している主婦などが、簡単に購入できなくなる。
今までこの業界では、機器の価格が高いほうが効果が高いと言う迷信めいた話が多かったそうだ。しかしエステ業界は新規エステ機器を入れないとお客の確保が出来なくなるので、自腹でそれらのエステ機器を購入しなければならなくなる。
そこで高級そうで機能も満足できる、廉価品に受注が集中しているそうだ。そして海外から購入していた高級エステ機器の売り上げが落ちることになる。
風が吹けば桶屋が儲かる」とは一つの風刺話だが、ビジネスは一つの法令が変わることで、今日の事例だと「貸金業法の改正」でヤミ金融が暗躍すると考えるのではなく、このようにその次の影響を考え、そこへビジネスの機会を作ることが成功への道ではなかろうか?