markdadaoの日記

真空管アンプ用トランス、スマホ用衝撃吸収フィルム、RC、政治経済、読後感想など

お見舞い

親戚のお見舞いに船橋駅を降り、バスターミナルの近くで”障害者の働く場ぱせり”http://npo-tomarigi.org/の関係者が生産品を販売していた。丁度お腹もすいていたのでパウンドケーキを買った。
上州水土舎 - markdadaoの日記の視察で理解を新たにしたところ、販売のセリフをまるでテープレコーダーのように終わることなく大声を出している彼に気安く声をかけた。2時間すぎの帰りにも彼は相変わらず、声を張り上げ物売りをしていた。健常者ならば飽きてしまうだろうな。しかしお客は行きも帰りにも誰も見かけなかった。

親戚の叔母は幸いにも回復に向かっており、1時間ほど話をしたが本人が眠くなったのでベッドに戻った。本人が命の綱と言い、手に握りしめたナースコールはうちの取引先のケアコムナースコールのケアコムであった。用が無くても一度鳴らして下さいと頼んだ。高品質なものを供給しているのだが、万が一前の患者の扱いが乱暴だとトラブルが発生し、ナースがその都度機能チェックをしているのかわからないので心配だったから。
1時間ほどの話の中で本人が高齢のためか、または今回の緊急入院で気落ちしたせいか遺言の効力について相談を受けた。目的は今後のリハビリや介護の費用と家族の支援であった。
しかし世間では、あればあるで悩み、無ければ無いで悩む。すべてではないがこのように考えることがある。財産が残らないでも、今後食べるためにほどほどの収入があれば良しとする。もしそれ以上の収入が発生した場合、自発的に社会へいくばくかの還元をする。もしそれをしないでいると、いつかは予想以上の蓄財を吐き出さなければならなくなることがある。
昔の日本では地域の資産家が、お祭りや神輿、災害には率先してその資金を出していたそうだ。欧米では今も成功者は陰日向なく寄贈行為をしている。野球のメジャーリーグの選手からマイクロソフトのビルゲーツまでボランティアを行っている。完全ではないが富の分散が人間社会での共存に必要なのかもしれない。
ロータリークラブライオンズクラブ、JCなどは富だけではなく、汗をかく行為もしている。